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 長野県の諏訪湖が7日、全面結氷した。氷が割れてせり上がる「
御神渡おみわた
り」の兆候を観察している諏訪市の
八剱やつるぎ
神社の宮坂清宮司(71)は、「観察3日目での全面結氷は、近年にない早さ。明日以降の観察が楽しみだ」と語り、4年ぶりの御神渡り出現に期待を込めた。

 宮司が午前6時半、市内の舟渡川河口で測った気温は氷点下5度。水温は0.9度で、厚さ5ミリの新しい氷のほか、複層構造の厚さ2センチの氷を確認した。

 この後、諏訪湖を見渡せる立石公園から双眼鏡で全面結氷を視認。上諏訪寄りに白っぽい氷面、岡谷市方向に黒っぽい氷面が見えた。前者は前夜まで残った氷が厚みを増したもので、後者は新しくできた氷という。

 全面結氷は、2013年(1月6日)以来の早いペース。この年は1月22日に御神渡りが出現した。