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 岸田総理が日本人拉致問題の解決に意欲を示したことに対し、北朝鮮外務省は「拉致問題は完全に解決された問題だ」とする論評をホームページに掲載しました。

 北朝鮮外務省はきのう、ホームページに「拉致問題は日本の首相が2002年と2004年に平壌を訪れたことで、全て完全に解決された」とする論評を載せました。さらに、岸田総理は以前、外務大臣を5年間務めていたので、日朝関係をめぐる我々の立場を分からないはずはないとしています。

 論評は、北朝鮮外務省日本研究所のリ・ビョンドク氏の名前で掲載されました。北朝鮮が岸田政権の発足に反応したのは初めてです。

 岸田総理は6日、記者団に「すべての拉致被害者帰国に向け、全力で取り組みたい」と表明していました。