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九州新幹線で放火未遂 逮捕の男「京王線事件をまねしてやった」

 きょう午前、熊本県内を走行中の九州新幹線の車内で火をつけたとして、男が現行犯逮捕されました。男は「京王線の事件のニュースを見て、まねしてやった」と話しているということです。

 現住建造物等放火未遂の疑いで現行犯逮捕されたのは、福岡市博多区の職業不詳・三宅潔容疑者(69)です。警察によりますと、三宅容疑者はきょう午前8時50分ごろ、熊本から新八代に向かっていたJR九州新幹線下り線の「さくら401号」の3号車で床に液体をまき、ライターとレシートを使って火をつけた疑いが持たれています。火は乗務員がすぐに消し止め、3号車にいた乗客およそ30人にけが人はいませんでした。

新幹線の乗客
 「3号車から移動してきた人はかなり動揺して走ってきた、『火事や火事や』と言って。怖かったです。前にもこのような事件が他にもあったから」

 三宅容疑者は、現場で警察官に「間違いありません」と容疑を認めたうえで、その後、「京王線の事件のニュースを見て、まねしてやった」とも話しているということです。三宅容疑者は事件の直前に熊本駅で乗車したとみられ、警察が事件の経緯や動機を調べています。