日本たばこ協会と全国たばこ販売協同組合は10月8日、未成年の喫煙を防ぐ成人識別システム「taspo」を2026年3月末で終了すると発表した。
08年に導入が始まったtaspoは、成人であることを確認したユーザーに発行される非接触型ICカードを使い、成人確認がとれた人のみ自動販売機でたばこを購入できるシステム。サービス終了の理由として、通信に使用している通信回線が26年3月末で終了し、移行も困難なためとしている。
taspoを導入した販売店が26年4月以降もたばこ自動販売機の稼働を希望する場合、財務省が認定するtaspo以外の成人識別装置(マイナンバーや免許証を使用)を取り付ける必要がある。
また、23年4月からはtaspoの運営主体を日本たばこ協会から全国たばこ販売協同組合に変更する。移行に関して特別な手続きなどはなく、ユーザー・導入店どちらも今まで通り使用できる。