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 アフガニスタンで攻勢を強めている反政府武装勢力タリバンは8日、北部の要衝クンドゥズを制圧したと発表しました。

 タリバンの広報官は日本時間の8日午後、ツイッターに映像を投稿し、アフガニスタン北部の町・クンドゥズの警察本部を完全に支配下に置いたと主張しました。また、クンドゥズにあるアフガニスタンの情報機関「国家保安局」の建物もタリバンの手に落ちたと書き込み、人気が無い建物の映像を投稿しています。

 クンドゥズはタジキスタンとの国境に近い北部の要衝で、タリバン側の主張通り陥落したとなれば政府側にとっては大きな打撃となります。

 タリバンはこれに先立ち、南西部のニムルズ州と北部のジョズジャン州の州都を相次いで制圧するなど、地方の都市で攻勢を強めています。