れいわ新選組の山本太郎代表は8日夕、JR新宿駅南口で街頭演説を行い、次期衆院選で東京8区(杉並区)から立候補すると表明した。同選挙区では、立憲民主、共産の両党が新人の擁立を検討していたが、山本氏は両党との間で自身が野党統一候補となる調整ができたとの認識を示した。
山本氏は「野党共闘とは政権交代に向けて選挙区を調整していくということだ。東京8区に私が立つ意味合いは、野党共闘の中で、すべての選挙区は調整していけないが、調整していくということの一部だ」と強調。立民、共産の支持者らへに対しては「自分の最も押したい人が選挙区で出られないことに関しては、申し訳ないと思う。でも目的は何のため?力を合わせていくしかない。鼻つまんででも応援してほしい」と呼び掛けた。
東京8区では、自民党の石原伸晃元幹事長が8期連続当選している。山本氏は2012年に「反原発」などを掲げて初出馬した際に、石原氏に約6万票差のほぼダブルスコアで敗れており、「石原さんにリベンジ。もう一度やらせていただく」と語った。
山本氏は石原氏について「東京でも最強と言われている人。民主党政権にとって代わられる、そんな選挙の時にも自民党にとっても大逆風だった時にも余裕で勝利。盤石な方です」と印象を語った上で、自身が敗れた12年の選挙を振り返り「強かったんですね、やはり。その石原さんにリベンジする意味でも東京8区」と説明した。
また比例代表との重複立候補になることも明かし、「帰らないとだめだもん。ぴりっとさせなきゃ国会を」と述べた。
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