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中国当局による拷問訴えた人権派弁護士を起訴 国家政権転覆の罪で

 「当局から拷問を受けた」とネット上で訴えた直後に拘束されていた中国の人権派弁護士が、国家政権転覆の罪で8日までに起訴されたことがわかりました。

 起訴されたのは人権派弁護士の常イ平さん(37)で、中国当局は詳細を明らかにしていませんが、おととし12月に福建省で開かれた国政について議論する集会に参加したことが問題視されたとみられています。

常イ平氏
 「公安局から激しい拷問を受け、拷問用の椅子に24時間10日間、鎖でつながれました」

 常さんは集会に参加した直後に拘束され、釈放された後、ユーチューブ上で「当局から拷問を受けた」と主張、数日後に再び拘束されていました。

 妻の陳紫娟さんは中国政府や検察などに夫に対する拷問は不正だと訴え、早期の解放を求めてきましたが、今回の起訴について・・・

常イ平氏の妻・陳紫娟さん
 「ショックです。彼は無罪です。夫は国家を転覆させるようなことはしていません」

 常さんが参加した集会をめぐっては、ほかにも民主活動家ら2人が起訴されていて、家族たちが釈放を求めています。