アメリカに住んでいる香港市民について、バイデン大統領が滞在期間延長を一時的に許可するよう指示したことを受け、中国政府は「内政干渉だ」と強く反発する声明を発表しました。
バイデン大統領は5日、中国が香港市民の人権を侵害しているとして、アメリカに住んでいる香港市民の滞在期間延長を一時的に許可し、18か月間は国外退去を免れることが出来る措置をとるよう関係省庁に指示しました。
これに対し中国外務省の華春瑩報道官は8日、「内政干渉で、断固として反対だ」と反発する声明を発表し、アメリカに厳正な申し入れを行ったことを明かしました。その上で「香港への干渉を停止しなければ、必ず持ち上げた石を自分の足に落とすことになる」とアメリカ側をけん制しました。