○国税徴収法（捜索の権限及び方法）
第142条 徴収職員は、滞納処分のため必要があるときは、
滞納者の物又は住居その他の場所につき捜索することができる。
との規定で「捜索予告通知書」がきていたＮさんのところに
５日、宮古市税務課の職員５人がゾロゾロときました。
捜索令状を玄関で読み上げ、息子家族の２階の住まいから
床の間・台所・倉庫・車の中まで「捜索」しました。
一人は帳簿の「役員借入返済」の項目を書き写し
「毎月５万円の返済金はどこへ？」と質問、
「税理士さんが借りっぱなしではうまくないので
月々５万円返すことで処理します」とのことで、
「現金が来たわけではないです」の説明に
首をかしげていました。
差し押さえるといった①座卓二脚②発電機 大･小
③草刈り機④高圧洗浄機⑤掛け軸（雪舟）
⑥トラの刺繍画を「差押」すると通告いたしました。
○座卓はもらったもの、一枚板でなく二枚張り、横を見ればわかる、
今日からメシ食うのはどうするんだーでヤメ。
○掛け軸は雪舟の名入りでも通販で九〇〇〇円―でヤメ。
○トラの刺繍画は隣の亡くなったおばあちゃんの老人大学で
習った刺繍の労作をいただいた遺品だーでヤメ
○「仕事への影響がある小さい発電機」―でヤメ。
といったものは おいていきましたが、
で三品をもっていきました。
「全部で３００万の滞納分のうち、会社分３０万円
支払えば、高圧洗浄機などは返せます」とのことでした。
Ｎさんへの「捜索」は「建設関連の方が復興需要の
増大で「滞納税金」払ってくれてる、
Ｎさんが払えないのはおかしい」と訪問した時に
立派なお宅なので、中をみたくての「捜索」
となったようでした。
でも、５万円ずつの分割払い続け、
「誠意」しめし、「（株）東日本大震災事業者再生
支援機構」の「採択」をまって、前に進もう！
税金払いもメドを出してまいりましょう！
商売の実態を丁寧に説明し、分割支払い続け
法に基づいて、「換価の猶予」「滞納処分の猶予」申請し、
乱暴な差押え 不当な捜索はやめさせましょう！
不当な「滞納処分」全県でも増えています。
まわりの皆さんにも、このことを広げ民商への
入会すすめてまいりましょう！