『ポケットモンスター ブリリアントダイヤモンド・シャイニングパール』(ダイパリメイク)の「ミオとしょかん」に、大昔の「シンオウ地方」より伝わる新たな神話が綴られた蔵書が追加されたようです。
新たな神話「うみの でんせつ」
今回新たに追加されたのは、最近発見され、昔の文字が解読されたという本「うみの でんせつ」。同書は「ミオとしょかん」2階の右側に並んだ本棚から閲覧することが可能です。
「うみの でんせつ」によれば、かつて東の海には“王子”と呼ばれるポケモンが存在していた模様。その王子に会おうと人間の勇者が海に住む「タマンタ・ブイゼル」そして“大きなトゲのハリーセン”に「会わせてほしい」と懇願し、3匹は勇者を認めて一緒に歩むことに。その知らせは王子の耳にも届いており、王子は海の小穴で勇者を出迎えた…などと綴られています。
この物語に登場する王子とは、おそらく幻のポケモン「マナフィ」のことでしょう。マナフィといえば、2006年に公開された映画『劇場版ポケットモンスター アドバンスジェネレーション ポケモンレンジャーと蒼海の王子 マナフィ』に登場したポケモン。劇中ではテレパシーのような能力でみずポケモンたちを統率するなど、まさに「蒼海の王子」という名に相応しい活躍を披露していました。
『ポケモンレジェンズ アルセウス』でマナフィが脚光を浴びる可能性
一方、これまでゲーム内ではマナフィのバックボーンや伝承が語られることは少なかった様子。初登場作品であり、なおかつ神話がテーマになっている『ポケットモンスター ダイヤモンド・パール』(ダイパ)でも目立った活躍はなかったのです。
しかし、『ダイパリメイク』では今回紹介した神話に加え、早期購入特典で「マナフィのタマゴ」が配布されるなど、ようやくマナフィが掘り下げられることに。そして、もしかすると1月28日発売予定の『Pokemon LEGENDSアルセウス』(ポケモンレジェンズ アルセウス)でも、マナフィが脚光を浴びるかもしれません。
というのも、そもそも『ダイパリメイク』は『ダイパ』のリメイクであると同時に、『ポケモンレジェンズ アルセウス』の“前フリ”的な意味合いが強い作品でもあります。つまり「うみの でんせつ」で語られたストーリーが、そのまま同作で描かれるということもあるでしょう。それに神話内に登場する“大きなトゲのハリーセン”も、ひょっとしたら何らかの伏線かもしれませんね。
いよいよ発売日も近づいてきましたが、『ポケモンレジェンズ アルセウス』ではどんな物語が展開されていくのでしょうか…。