昨日、発売日と価格が正式発表されたauのミッドレンジモデル、AQUOS wish。
そして先月リリースされたFCNTのミッドレンジ、arrows We。
搭載チップも同じSnapdragon 480 5G、一括価格も割引条件もすべて同じというこれらの2モデルですが、同一キャリア内では珍しい競合機種という感じです。
そのため、どちらを購入するかを迷っているユーザーも結構多いという印象です。
しかし今回、このAQUOS wishとarrows Weですが、LTEの対応バンドについては結構大きな違いがある事が判明しました。
以下はauが正式発表しているSHG06およびFCG01の対応バンドをまとめたもの:
パッと見て気付くのはAQUOS wishが「バンド8」および「バンド19」に対応しているのに対し、arrows Weは非対応、という点。
バンド8はソフトバンクの900MHz帯、バンド19はドコモの800MHz帯で両方ともそれぞれのプラチナバンドで重要なバンドです。
一方、arrows Weはauのプラチナバンド、バンド26に対応しているのに対し、AQUOS wishは非対応となっています。
また、主に地方で利用されており、通信容量や速度は劣るものの、電波の到達範囲が長く、少ない基地局で広大なエリアをカバーすることができると言われているバンド28においてもarrows Weは対応、AQUOS wishは非対応となっています。
なお、5Gについては両モデル全く同じ対応バンドなのでこの点は気にする必要はなさそうです。
利用ネットワーク、環境よって電波受信にかなりの差が出る可能性あり
対応バンドの違い、利用ネットワークやどこで主に使うか、といった環境よって電波受信にかなりの差が出る可能性ありますが、大まかにいうと:
- auネットワーク上使用する場合、また地方ではarrows Weの方が電波受信状態が良い可能性が高い。
- ドコモやソフトバンク、もしくはそれらのネットワークを使っているMVNOで使用する場合はAQUOS wishの方が有利、と言えそうです。
もちろん、これ以外にも両者にはカメラスペックやサイズ、ディスプレイ解像度といった仕様上の違いもありますが、今回の対応バンドについては結構見落としがちなので、両モデルで迷っている方は考慮に入れた方が良いと思います。
ソース:au