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イラクでは総選挙の結果に対する議論が続いてきたが、ようやく裁判所が選挙結果を確定したことは報告しましたが、アラビア語メディアによると、結果確定を受けて、最初の新議会が明日8日開催される模様です。

審議会にとって最大の課題が、政府の樹立ですが、(当然のことながら)首相が誰になるかは多数派のシーア派の意向にかかっている模様です。
この点に関し、アラビア語メディアは議会の開催を前に、スンニ派とクルド勢力はそれぞれ協議をして、シーア派で多数をとれるものを支持することで合意し、問題はシーア派が誰を選ぶかにかかっていると報じています。
然しシーア派では、親イラン民兵系が、カズミ現首相の任期継続に強く反対している一方、サドル派は多数派の意向に従うべしとしてカズミ氏を支持の意向と報じています。
明日までにどういうことになるかまだ時間はありますが、このままでいけば、当分新政権ができないか、親イラン系を置き去りにしたカズミ政権の継続か?ということになり、いずれにしてもイラクの政局は安定しないということになりそうです。

更に事態を複雑にしているのが、クルド民兵(ペッシュメルガ)に対するロケット攻撃で、アラビア語メディアはキルクークのペッシュメルガに対して、8発のロケット弾が発射されたと報じています。
これまでイラクでのロケット弾発射は専ら親イラン系民兵の米軍に対するもので、ペッシュメルガに対する攻撃という報道は最近では記憶にありませんが、誰がどういう目的で放ったものか不明です
سنّة العراق وكرده يرتبون أوضاعهم وينتظرون حسم خلافات الشيعة | الشرق الأوسط (aawsat.com)
العراق: خلاف شيعي على بقاء الكاظمي في منصبه عشية جلسة البرلمان الأولى | القدس العربي (alquds.co.uk)