分析の結果、会食や飲み会に参加する回数や参加する人数などによって感染リスクに違いが出ることが明らかになりました。
感染リスクを会食や飲み会に参加した回数で比べると、回数が多くなるほど高く、会食や飲み会に参加していなかった人に比べると3回以上参加した人は2.14倍となっていました。また、飲酒があると2.18倍となっていました。
場所については、自宅のみの場合でも2.10倍、レストランやバー、居酒屋の場合は、1.55倍で場所に関係なくリスクが高まることが分かったほか時間帯別では夕方や夜間の場合、2.12倍と高く、夜の方が会食や飲み会での滞在時間が長く、酔いの程度も大きいことが影響している可能性があるとしています。
さらに、会食や飲み会に参加する人数や時間によっても感染リスクに差があり、会食や飲み会、カフェの利用がなかった人に比べると同席した人数が、5人以上の場合は2.16倍、滞在時間が2時間以上では1.87倍と高くなっていました。
一方で、カフェや喫茶店の利用や1人での外食は明らかなリスク要因ではなく「1人ないし少人数で日中に食事をすることは感染のリスクを上昇させないという可能性が示唆される」としているほか、デパートやショッピングセンターの利用それに、電車通勤などの行動では感染リスクは大きく変わらなかったとしています。