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マリア・レッサ氏は、フィリピン生まれの58歳。

2012年にインターネットメディアの「ラップラー」を共同で設立し、代表を務めています。「ラップラー」は、フィリピンのドゥテルテ政権に対する批判的な報道で知られています。

ノーベル平和賞の選考委員会は、レッサ氏が、政権による強硬な麻薬の取締りを批判し、権力の乱用や暴力の使用、それに強権的な政権の実態を明らかにしてきたと評価しています。

また、レッサ氏は、SNSなどで偽の情報がどのように広まるかといったテーマなどにも取り組んだということです。「ラップラー」のホームページによりますと、レッサ氏はアジアを拠点に、ジャーナリストとして、30年以上のキャリアを積み重ねてきました。

その活動は世界で評価され、2018年にはアメリカの雑誌「タイム」で「ことしの人」に選ばれるなどしてきました。