東京の小田急線の車内で、乗客が刃物で刺されるなどして10人が重軽傷を負った事件で、逮捕された男が、「渋谷のスクランブル交差点を爆破しようと思っていた」と供述していることがわかりました。
警視庁によりますと、對馬悠介容疑者は6日、世田谷区を走行中の小田急線の車内で、20歳の女子大学生を刃物で刺して殺害しようとした疑いがもたれています。女子大学生は重傷で、他の乗客9人が軽いケガをしました。
對馬容疑者は、これまでに「大量に人を殺したかった」「幸せそうな女性を見ると殺してやりたいと思っていた」と話していますが、その後の捜査関係者への取材で、「幸せそうなカップルが歩いている場所だから、渋谷のスクランブル交差点を爆破しようと思っていた」と供述していることがわかりました。
警視庁は、對馬容疑者の自宅の家宅捜索を行うなどして、事件の計画性についても調べています。