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NVIDIAがGeForce RTX 3090 Superを2022年1月に登場する可能性が指摘されていましたが、Videocardzが独自に入手した情報によると、2022年1月に登場するのはGeForce RTX 3090 Superでは無くGeForce RTX 3090 Tiと呼ばれると同時に、新しい情報もあわせて出現しています。なお、TDPは変わらず450Wです。

GeForce RTX 3090 Tiの情報が出現

NVIDIA GeForce RTX 3090 Ti rumors: 450W TDP, 21Gbps memory … and new power connector? – VideoCardz.com

NVIDIAのGeForce RTX 3000シリーズについては、リニューアルモデルとして2022年初旬にGeForce RTX 3000 Superシリーズが登場するのではないかと言うリークが何度か出現しています。

GeForce RTX 3000 Superのラインアップ情報が出現。4モデルが登場予定

その最先頭を走っていたモデルがGeForce RTX 3090 Superでしたが、Videocardzが独自に入手した情報によるとこのGeForce RTX 3090 Superは正しくはGeForce RTX 3090 Tiと呼ばれる見込みで、CUDAコア数の増加のみならず、メモリーや電源周りなど多くの点で変更が加えられる可能性があるとの事です。

電源にPCIe Gen5.0コネクターを採用。PCIe Gen5対応か?

電源構成については、既にkopite7kimi氏がGeForce RTX 3090 Super(RTX 3090 Ti)では450W程度になることがリークされていますが、どうやらこの消費電力についてはVideocardzが得た情報でも同様の情報であったとの事です。

ただ、この情報では追加でRTX 3090 Tiには新しい電源コネクターが採用される可能性があるとのことです。

この新しい電源コネクターはGeForce RTX 3080やRTX 3090のFounders Editionで採用されたMolex Microfit 12pinではなく、PCIe Gen 5.0から採用される新しいタイプの電源コネクターになるとのことです。

このPCIe Gen 5.0で採用される電源については情報が解禁されておらず、PCIe Gen 5.0に対応するAlder Lake-Sのマザーボード登場と共に情報が出現すると見られています。なお、VideocardzによるMolexのMicrofit規格16ピンコネクターについては話が出た事があるようですが、これがPCIe Gen 5.0に対応した電源コネクターかは不明との事です。

ちなみに、GeForce RTX 3080 Founders Editionなどで採用されていた12pin電源では最大で600W程度の電力供給が可能であり、今回わざわざ電源コネクターの変更をする必要はありません。

また、PCIe Gen 5.0用の電源コネクターを利用するにはGPU自体がPCIe Gen 5.0に対応していないと意味がない組み合わせとなるため、GeForce RTX 3090 Ti自体がPCIe Gen 5.0対応している可能性がかなり高いと言えそうです。

VRAMが21Gbpsと2GBモジュール化

VRAMについてもGeForce RTX 3090 Tiでは変更がされるとのことで、速度については既に19.5Gbpsから21Gbpsに速度が向上すると言われていますが、同時にメモリーモジュールの容量も向上すると言われています。

GeForce RTX 3090 Superの一部仕様判明。TDPは400W超えに

現行のGeForce RTX 3090では1GBのGDDR6Xモジュールを基盤の表と裏にそれぞれ12枚、合計24枚搭載する事で24GBのVRAM容量を実現していましたが、GeForce RTX 3090 Tiでは2GBモジュールを採用する事で片面実装とするようです。なお、このメモリーモジュールの大容量化と片面実装化によってRTX 3090 Tiの基板レイアウトは変更されるとの事で、新しい基板が採用される事になるようです。

なお、2GBのGDDR6XのモジュールはGeForce RTX 3070 Tiの16GB版にも採用される予定との事ですがこちらは基板レイアウトが変更されないとの事です。

登場時期は2022年1月で変わらず。Superシリーズは登場しない?

GeForce RTX 3090 Superや16GB版RTX 3070 Tiが2022年1月登場予定に

GeForce RTX 3090 Tiについては、16GB版のRTX 3070 Tiや12GB版 RTX 2060と共に2022年1月に登場する予定であるとの事ですが、Videocardzが入手した情報の中でRTX 3000 Superシリーズに関する情報は記載されていなかったとの事です。そのため、RTX 3000 Superシリーズについては、1月より後に登場するスケジュールに変更されたのか、計画自体が破棄された可能性があるとの事です。

 

GeForce RTX 3000シリーズでは、RTX 3060~RTX 3080までの各クラスでTiモデルがラインアップされていましたが、RTX 3090のみTiが存在していませんでした。そんな中でRTX 3090 Superが登場するのは多少違和感があったので、個人的にはRTX 3090 Tiの方がしっくりきます。

また、RTX 3090 Tiについては情報を見ていると基板レイアウトが変更されるなど大掛かりな変更も含まれるようですのでもしかしたら電源コネクターの変更と共にPCIe Gen 5.0への対応などが行われるかもしれません。ただPCIe Gen 5.0へ対応したところで性能的な差があるのかは謎ですが、『世界初PCIe Gen 5.0対応!』と謳える事で良い宣伝にはなるかもしれません。

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