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Rails開発者のDavid Heinemeier Hansson(dhh)氏は12月6日(現地時間)、Railsのメジャーバージョンアップ版「Rails 7」の最初のリリース候補となる「Rails 7.0 RC1」をリリースしました(公式ブログ)。

アルファ版シリーズで、Basecamp、HEY、GitHub、Shopifyなどが本番稼働に成功し、アルファ版からリリース候補へスキップするほど完成度が高まったとのことです。

Rails 7ではフロントエンドに関連した処理で大きな変更が行われます。モダンなJavaScriptを書くために使用されてきたWebpackerが、npmパッケージを使わず、NodeなしでJavaScriptを記述する方法で置き換えられます。TurbolinksとRails UJSがStimulusとTurboを組み合わせたHotwireに置き換えられ、node_modulesの依存関係や、bundlerの複雑な設定を行う必要が無くなります。

HEYから抽出された暗号化属性がActive Recordに追加され、機密性が高い属性を暗号化することで、セキュリティレイヤーを追加することができるようになっています。これにより攻撃者がデータベースやそのスナップショット、アプリケーションログにアクセスしたとしても、暗号化された情報を読み取ることが不可能となります。

他にも、SQLコメントタグを使ってクエリの起源を追跡できる機能や、非同期のクエリ・ロード、 Railsの自動ロードのZeitwerkコードローダーのみへの置き換えなどさまざまな新機能が追加されています。

新機能の詳細はリリースノートで確認可能です。