アメリカで不動産を探す場合、ジップコードがとても重要です。上5ケタ、下4ケタのジップコードは、郵便番号のことですが日本と違い、社会的な意味があります。ジップコード単位で、いろいろな数字がまとめれています。
住民の平均所得や、平均住宅価格、犯罪率まで、ジップコード単位で検索できます。また、さらに詳細なデータは、有料で販売されており、セールスマンの重要なセールスツールになっています。
こういう状況になっているのも、アメリカは日本以上に所得に応じて住む場所が集中しているからです。日本では、豪邸のそばの路地裏にささやかな戸建が建っていたりしますが、アメリカでは、そのようなことはありません。
金持ちは金持ち同士、低所得者は低所得者同士、同じ街で暮らします。逆にいえば年収により、住む場所やライフスタイルがだいたい決まっています。そういう意味でも、アメリカは格差がはっきり見える社会です。