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スキーノルディック複合のワールドカップ、個人の第9戦がイタリアで行われエースの渡部暁斗選手はジャンプで出遅れましたが、後半のクロスカントリーで11人を抜いて今シーズン最高に並ぶ7位に入りました。

ノルディック複合、オリンピックイヤーの個人初戦となった第9戦は、8日にイタリアで行われ日本勢は6人が出場しました。

このうちエースの渡部選手は、ヒルサイズ106メートルのノーマルヒルで行われた前半のジャンプで飛距離を伸ばせず95メートルにとどまり、18位となりました。

後半の10キロのクロスカントリーではトップの選手と1分1秒差でスタートしましたが、15人ほどで作られた集団につけて少しずつ順位を上げていきました。
終盤にかけて粘りの滑りを見せた渡部選手は、残り1キロ余りとなったところで一気に抜け出しました。
渡部選手は11人を抜いて、今シーズン最高に並ぶ7位でフィニッシュしました。

今シーズン得意のジャンプで飛距離を伸ばすことができず一度も表彰台に立てていない渡部選手ですが、順位を大きく上げたクロスカントリーは好調さを伺わせていました。

このほか日本勢は、渡部選手の弟の善斗選手が17位、永井秀昭選手が19位、木村幸大選手が23位、山本侑弥選手は34位、谷地宙選手が38位でした。

優勝は、オーストリアのヨハンネス・ラムパルター選手で、ワールドカップ初優勝です。