長く空室が続き、やっと客付けが決まり、入居契約先が法人の場合、「法人なら、滞納はないから鉄板(支払が固い)だな」と普通は思います。確かに経験的には、鉄板のことが多いですが、例外もあります。
物件2号では、滞納を続けた挙句、倒産してしまった法人がありました。倒産の場合でも情報が早ければ、債券回収できることもありますが、社員の住まいの大家に倒産を連絡することはまずありません。
管理会社が滞納の督促で、契約先企業の電話をして、電話が通じず驚いて入居者さんに話しを聞いて初めて、倒産を知るというパターンが多いですから、倒産してから1~2か月後ということでは、債権回収もできません。
物件3号では事業のパートナー同士が喧嘩別れをしてしまい、家賃の支払いが滞るという事態が起きています。こういった場合、入居者さんに居座られると、契約者と入居者さんが違いますので、ややこしい事態となります。ですから、入居者さんが法人だから鉄板とは限りません。