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2021年10月より放送中のTVアニメ『結城友奈は勇者である -大満開の章-』。本作はアニメ『勇者である』シリーズの最新作で、結城友奈たち讃州中学校勇者部の面々に加え、これまで小説として展開されていた『乃木若葉は勇者である』『楠芽吹は勇者である』の物語をも描いています。

アニメイトタイムズでは、そんな本作の出演声優陣総勢17名を対象としたインタビューを実施しました。連載第7回目となる本稿では防人編(『楠芽吹は勇者である』)の面々より、弥勒夕海子役・大空直美さんへのインタビューをお届け!

大空さんが夕海子の魅力として挙げてくれたのは、空回りしている愛らしさと、少しお姉さんな優しさと強さが混在する部分。また、芽吹や仲間たちとの掛け合いの部分についても伺いました。

防人編は『結城友奈は勇者である』の裏側を描いており、物語がクロスする場面も存在します。その部分の質問にも注目してみてください。

 

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アフレコの日をずっと心待ちにしていました

――先にドラマCDや『結城友奈は勇者である 花結いのきらめき』に登場していましたが、今回で遂に『楠芽吹は勇者である』アニメ化となりました。実際にご覧になってみていかがでしたか?

弥勒夕海子役・大空直美さん(以下、大空):「大満開の章では防人のくめゆチームが登場する」というお話を伺ってから、アフレコの日をずっと心待ちにしていました。初めてドラマCDで夕海子を演じてからも月日が経ち、こうしてアニメでも演じることができて嬉しかったです。

厳しい環境の中で戦う防人たちの活動をこんなに丁寧に描いてくださっていて。友奈ちゃんたち勇者の物語と交差していく様子も、アニメを見ていてとても胸が熱くなりました。

――アニメで改めて夕海子を演じた感想をお願いします。

大空:これまでも参加してきたゲームの『ゆゆゆい』とは全く違う空気感のアニメの世界に飛び込んでいくことは、喜びも、緊張感もありました。
そして、ドラマCDでも演じたシーンを、改めてアニメで演じるシーンもあったのですが、懐かしさと同時に、表情豊かに動く弥勒さんに声を吹き込むことが新鮮な心地もして・・・。

これまでは自分の想像を膨らませて、頭の中で弥勒さんの表情を描いていたのですが、アニメではキュートでコミカルな表情もたくさん見られて、改めて、彼女の愛おしさを感じました。

――演じる際に気を付けている点、意識している点をお願いします。

大空:彼女は愉快で楽しくて、見栄っ張りでお茶目なところもある人なのですが、根っこにある優しさを常に持つことを大切に演じていました。芽吹や夏凛に対して「ライバルですわ!」と言いながらも、尊敬して認めていたり。

小説を読んだ時に、彼女の人の良さや、相手を思いやることのできる懐の深さやカッコよさが素敵な人だなと感じたので、アニメでも少しみんなより歳上の、お姉さんらしい部分は意識していたと思います。

――ご自身の演じるキャラクターの印象や魅力的な部分も教えていただけますでしょうか。

大空:弥勒夕海子さんは、没落してしまった弥勒家を再興するために、功績をあげようと奮起しています。明るくて、熱意があって、でもちょっと空回りする感じが、登場時から感じられましたよね。

お嬢様であろうとするので口調もお嬢様らしく……だけど時々ボロが出る。そんな空回りしている愛らしさと、少しお姉さんな優しさと強さ、しなやかさが混在しているところが彼女の魅力だと思っています。

――『結城友奈は勇者である』の勇者部の面々の物語と重なる部分もありましたが、その点についてはどうでしょうか?

大空:夕海子たちは結城友奈ちゃんたち勇者の戦っている裏で防人としてのお役目に取り掛かっているので、アニメではどのように登場するのだろうと楽しみにしていて……物語が何度も交差していく様子を見て、とても胸が熱くなりました。