新型コロナウイルスの影響で、1年の延期を経て開催された東京オリンピックは、午後8時からメインスタジアムの国立競技場で閉会式が行われ、17日間にわたる大会が幕を降ろします。
閉会式の経過を随時更新でお伝えします。
午後9時42分
国歌「ラ・マルセイエーズ」が流れる中、フランス国旗が掲揚されました。
午後9時40分
次の開催都市にオリンピックの旗を引き継ぐ「フラッグハンドオーバーセレモニー」が行われました。東京都の小池百合子知事からIOCのバッハ会長を経て、パリ市のイダルゴ市長に旗が引き継がれました。
午後9時38分
オリンピック賛歌に合わせてオリンピックの旗が降ろされました。
午後9時35分
今回のオリンピックの開催都市、東京から、次の2024年の開催都市、フランス・パリへ旗を引き継ぐセレモニーが始まりました。
午後9時30分
日本全国各地に伝わる踊りが紹介されています。アイヌの古式舞踊や沖縄のエイサーなどがスクリーンで紹介されたほか、会場では東京音頭にあわせて盆踊りが始まりました。
午後9時22分
長野県出身のダンサー、アオイヤマダさんが踊りを披露しました。この世を去った人に思いをはせる追悼の時間です。
午後9時20分
和太鼓の演奏が始まりました。演奏しているのは1998年にフランスで行われたサッカーワールドカップの閉会式でも演奏した佐藤健作さんです。
午後9時16分
IOC=国際オリンピック委員会のアスリート委員に今回、新たに選出された太田雄貴さんたちが紹介されました。太田さんは北京オリンピックのフェンシングの銀メダリスト、日本人として初めての選出です。
午後9時7分
8日に行われた男子マラソンの表彰式が行われました。金メダルは、世界記録保持者でケニアのエリウド・キプチョゲ選手で大会連覇を果たしました。銀メダルはオランダのアブディ・ナギーエ選手。銅メダルはベルギーのバシル・アブディ選手でした。今大会かぎりで引退の意向を明らかにしている大迫傑選手は6位に入賞しました。
午後9時2分
7日に行われた女子マラソン表彰式が行われました。金メダルは2時間27分20秒でケニアのペレス・ジェプチルチル選手。銀メダルは世界記録保持者のケニアのブリジット・コスゲイ選手。銅メダルはアメリカのモリー・サイデル選手です。日本の一山麻緒選手は8位に入賞しました。
閉会式 各国や地域の選手団から約4500人
東京オリンピックの閉会式の参加人数について、大会組織委員会は、各国や地域の選手団からおよそ4500人、IOC=国際オリンピック委員会や来賓など大会関係者がおよそ850人、メディア関係者がおよそ4000人だと発表しました。JOC=日本オリンピック委員会によりますと、このうち日本の選手団からの参加人数は、選手と役員で95人だということです。
午後8時52分
大ヒットしたアニメ、「鬼滅の刃」のオープニングテーマ「紅蓮華」が流れてきました。演奏は国内外で人気の「東京スカパラダイスオーケストラ」。映像を通じて都立片倉高校の吹奏楽部との共演しています。
午後8時48分ごろ
坂本九さんの「上を向いて歩こう」が流れてきました。1964年、東京パラリンピックの開会式の入場に使われた曲です。
午後8時46分ごろ
公園に見立てた会場ではけん玉や、なわとびなどさまざまなパフォーマンスが繰り広げられてました。
午後8時45分
芝生が広がるスタジアムを東京の公園に見立てたショーが始まりました。新型コロナウイルスの感染防止対策で観光などができなかった選手たちに向けて、東京のふだんの姿を感じてほしいという思いが込められています。
午後8時44分
205の国と地域、そして難民選手団の選手などの入場が終わりました。
午後8時41分ごろ
卓球女子団体で銀メダルを獲得した石川佳純選手、伊藤美誠選手平野美宇選手の3人は一緒に写真を撮ってリラックスした様子でした。
午後8時39分
イギリスは今大会で日本に続く金メダル22個を獲得しました。そのひとり、男子シンクロ高飛び込みで金メダルを獲得したトーマス・デーリー選手は性的マイノリティーと公表して出場した選手のひとりです。東京オリンピックは多様性をテーマに掲げていて性的マイノリティーを公表して出場した選手が160人余りと過去最多になりました。
午後8時37分
野球の田中将大投手の姿も見えました。入場前の取材に「僕自身は思うようなパフォーマンスを出せなかったが、チームの一員として金メダルを獲得できて、とてもうれしい」と話していました。
午後8時37分
スポーツクライミング、女子複合で銀メダルの野中生萌選手と銅メダルの野口啓代選手が姿を見せました。東京大会を最後に引退を表明していた野口選手は野中選手に対し「私が引退しても十分任せられる」と期待を寄せています。
午後8時36分
日本の選手たちの入場が始まりました。
午後8時30分
アメリカの選手たちが入場しました。今大会で金メダル39個を含む合わせて113個のメダルを獲得し、すべての国と地域などの中でトップでした。中でも競泳では金メダル11個を含む合わせて30個のメダルを獲得しました。ケイレブ・ドレセル選手は男子100メートルバタフライでの世界新記録をはじめ、5個の金メダルを獲得しています。
午後8時28分
ロシアの選手たちは組織的なドーピング問題で国の代表としての出場できず、ROC=ロシアオリンピック委員会として出場し、閉会式に参加しました。
イタリアの選手たちの姿
イタリアの選手たちの姿が見られました。陸上で5個の金メダルを獲得しました。男子100メートルではラモント マルセル・ジェイコブズ選手がこの種目でイタリア勢として初めてとなる金メダルを獲得しました。男子20キロ競歩ではマッシモ・スタノ選手が日本の選手2人と競り合い、終盤抜け出して金メダルを獲得しました。
午後8時21分
旗手の入場に続いて、参加した国や地域の選手などが入場を始めました。選手たちはそれぞれの国の小旗を振ったりスマートフォンなどを手に撮影したりしながら入場しました。中には会場の暑さからか「扇子」をあおぎながら入場してくる選手の姿もありました。
午後8時12分
旗手の入場で流れた曲は1964年の東京オリンピックの開会式で流れた「オリンピック・マーチ」です。福島県出身で日本を代表する作曲家、古関裕而さんが作曲しました。
午後8時10分
それぞれの国や地域などの旗手が入場しました。先頭はギリシャと日本で、日本の旗手は空手男子の形で金メダルを獲得した喜友名諒選手が務めました。
午後8時8分
日本の国旗が掲揚され、宝塚歌劇団の人たちが着物にはかま姿で国歌を歌いました。
午後8時4分
日本の国旗が柔道男子で金メダルを獲得した高藤直寿選手や競泳女子で2つの金メダルを獲得した大橋悠依選手など6人によって会場に運び入れられました。
午後8時3分
秋篠宮さまがIOC=国際オリンピック委員会のバッハ会長の案内で入場されました。
午後8時2分
白を基調とした130発の花火が打ち上げられました。大会に関わったすべての人への「感謝」とその先の未来への「祝福」の思いが込められています。
午後8時
東京オリンピックの閉会式が午後8時すぎから始まりました。式では選手たちの健闘をたたえるショーや次の開催都市、フランスのパリへオリンピックの旗を引き継ぐセレモニーが行われたあと、聖火が消されます。会場ではまず、大会を振り返る映像が流されました。