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 鹿児島県は8日、新型コロナウイルス感染者の急増を受けて対策会議を開き、奄美大島の5市町村に県独自の緊急事態宣言を発令すると決めた。11日から対象区域の飲食店に、酒類の提供停止と午後8時までの営業時間短縮を要請する。期間は24日まで。

 鹿児島県では8日、180人の感染が確認された。うち144人が奄美大島だった。県によると、年末年始の帰省に伴う会食での感染が増えているという。

 塩田康一知事は「(奄美大島の)病床使用率は4割を超え、宿泊療養施設は既に満室で自宅待機者がでている」と述べ、県民に奄美大島との不要不急の往来を自粛するよう求めた。