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オンラインで授業を受けてきた留学生のひとり、シンガポールの女子学生は、「去年の春に日本を訪れる予定でしたが、コロナの影響で行けなくなりました。オンラインでしか友達に会ったことがないので早く会ってみたいです」と話していました。

都内のキャンパスに通う日本人の4年生の女子学生は「日常会話で生かせるよう語学力を高めてきたので留学生と話せる機会が増えてほしいですし、日本のキャンパスで学んでもらえることで、お互いにとっていい学びの機会になることを期待しています」と話していました。

上智大学の曄道佳明学長は「コロナ禍の前は90か国以上から留学生が集まっていたので、受け入れ再開となるこの日を待ちわびていました。多様性の中で議論できることは大学の本質なので、引き続きキャンパス全体の感染対策の強化に努めながら、安心して学べる環境を作っていきたい」と話していました。

文部科学省によりますと日本で学ぶ外国人留学生は、コロナ禍の前は30万人を超えていましたが、感染拡大で来日できず、待機している留学生は15万人に上るということで、申請を受け、順次審査が進められるということです。