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SNS系広告媒体の入稿規定を一気に知りたい!

今回はSNS広告初心者向けに各SNS広告媒体の入稿規定をまとめてご紹介していきます。

SNS上に広告を掲載する手法は、多くの企業が有効なマーケティング手法と認識して実行しています。SNS広告媒体を上手く利用すれば、SNS上の膨大なユーザーからファンを獲得して認知度拡大やコンバージョンなどへつなげられるのがメリットです。

ただしSNS広告には媒体別に入稿規定が存在しており、クリアしていないと広告の審査が通らない、適した表示でユーザーに広告を表示できないなどのトラブルが発生する原因になります。

今回は

・静止画
・動画
・テキスト

といった各項目の細かい入稿規定を整理して解説していくので最後までご覧ください。

※2021年1月8日時点での情報です。

SNS広告媒体 入稿規定

1.Facebook / Instagram広告の入稿規定

Facebook広告およびInstagram広告は、Facebookグループの広告サービスとして有名です。オーディエンスという形で広告のターゲットユーザーに関する細かい設定を行ってから広告を配信するタイプになっています。そのためターゲティング精度が高いのが特徴です。

Facebook広告Instagram広告の入稿規定は次の通りになっています。

フィードの場合

フィード投稿の場合は次の入稿規定に従いましょう。

画像 動画
サイズ 1.91:1~4:5
容量 制限なし 4GB以下(15秒を推奨)
形式 PNG JPG GIF
見出し 全角25文字以内
メインテキスト 全角90文字以内
ニュースフィードリンク(Web) 全角200文字以内
備考 ・画像の20%以上をテキストが占めると配信数が減少

・見出しは5つまで設定可能

・メインテキストの場合、モバイルニュースフィードのテキスト表示は3行目まで、5つまで可能

・推奨解像度は1,080 x 1,080ピクセル以上

カルーセルの場合

1つの領域にスライダー形式で画像や動画が複数表示される「カルーセル」で広告を打つ場合、次の入稿規定に注意してください。

サイズ 1:1
カード数 2~10枚まで
見出し 全角40文字以内(推奨15文字)
メインテキスト 全角125文字を推奨
容量 30MBまで
形式 PNG/JPG
備考 ・画像の20%以上をテキストが占めると配信数が減少

同時に配置できる画像や動画の数は2~10の間です。ユーザーの負担にならないよう、多くなり過ぎないように調整するとよいでしょう。

また画像に関しては1つでもテキストが画像の20%を超えるクリエイティブがカルーセルに交じっていると、広告の配信数自体に影響が出ます。登録枚数が多い分フィード投稿より注意深くテキストの%を確認してみてください。

またInstagram上でカルーセルを打つ場合は次の規定を確認しましょう。

画像 動画
サイズ 1:1 (1080×1080ピクセル推奨)
カード数 10枚まで
見出し 公式では1行分表示と書かれているが約30字前後。
メインテキスト 最大2,200字まで。表示されるのは2行でその先は続きを読むをタップしないと読めない。
容量 30MB以下(カードごと)
秒数 最大60秒
備考 ・画像の20%以上をテキストが占めると配信数が減少

・Instagramテキスト内の最大ハッシュタグ数は30個

動画のカルーセルに関しては、自動で15秒動画が再生された後に超過分はタップしてみる必要があります。そのためユーザーに最初の15秒で魅力的に捉えられるかが勝負となります。

ストーリーズの場合

24時間以内に投稿内容が消えるのが特徴のストーリーズ上で広告配信する場合は、次の入稿規定を確認しましょう。

画像 動画
サイズ 9:16および16:9~4:5 (1080×1920推奨)
カード数 2〜10枚
容量 30MB               4GB以下
秒数 5秒 15秒を推奨
備考 ・画像の20%以上をテキストが占めると配信数が減少

・動画が15秒以上の場合は自動でカード分割される

画像で5秒、動画で15秒と推奨秒数が短いので、人を引きつけるクリエイティブをじっくり考えないと効果が出ないでしょう。ちなみに動画は15秒以上だとカード分割されておかしくなる可能性があるので注意してください。

参考URL:https://ja-jp.facebook.com/business/ads-guide

FacebookAds 入稿規定

2.Twitter広告の入稿規定

Twitter広告は、国内だけで見るとFacebookやInstagramよりもアクティブユーザーの多いTwitter上に広告を配信できるサービスです。20代や30代といったユーザー層がよく使っており、匿名でアカウントを気軽に作れるのでアカウントを使い分けている方もいるのが特徴です。

一般的に利用される「プロモツイート(通常の投稿フィードの中に広告を表示する形式)」では、次のような入稿規定が用意されています。

画像 動画
サイズ 800×800 / 800×418 1:1と16:9
容量 3MBまで 1GB未満
形式 PNG/JPGを推奨 MP4 または MOV
ツイートテキスト 140文字以内
備考 ・端末依存記号は文字化けが発生する可能性あり

・ハッシュタグ(#)を使用する際認識されているか確認を行うこと

・Webでの広告出稿の場合、ヘッドラインを70文字以内で入力すること(50文字未満を推奨)

Twitterで再生される動画は短いものが多いです。ですから上限である1GBを超えることはまずないでしょう。30秒など短い時間でもアピールできる動画を作成する必要があります。また最初は無音で広告が再生されるので、文字などの演出を活用して無音でも気になる広告を作成してみてください。

ツイートテキストについては140文字以内(半角で280文字以内)です。リンクを貼るとあっという間に文字数を超過してしまう可能性があるので、他企業がやっているように短縮URLを活用するなどして準備しておきましょう。

端末依存記号については、Twitter広告に限らず他の分野でもなるべく使わない方がよい場面も多いので理解しやすいと思います。ただしあまりTwitterをしない方は、ハッシュタグを使用する際に認識されているか確認すること、という項目が分かりにくいかもしれません。

Twitterでは#が全角になっていたり、改行なしで#を連続で入れたりするとハッシュタグが認識されず通常のテキスト扱いになります。このため広告配信前にハッシュタグがきちんと有効になっているか(青文字になっているか)確認してみてください。

また、最近急増しているカルーセル広告についての入稿規定は以下を参考にしてください。
参考URL:https://business.twitter.com/ja/help/campaign-setup/advertiser-card-specifications.html

画像 動画
サイズ 800×800 / 800×418 1:1と16:9
容量 20MBまで 30MBまで
形式 PNG/JPGを推奨 MP4またはMOV
秒数 最大140秒(15秒推奨)
カードの枚数 2〜6枚
ツイートテキスト ツイート本文に使える文字数は128文字(12文字分はリンクに使われるため)
アプリタイトル 50文字以内に収めるとほぼ全ての端末で表示が切れない。最大70文字。
ウェブサイトタイトル 50文字以内に収めるとほぼ全ての端末で表示が切れない最大70文字。
・動画の場合のサムネイルはPNG/J PEGで動画と同じアスペクト比を推奨(5MBまで)

Twitter広告 入稿規定

3.TikTok広告の入稿規定

TikTok広告はByteDance社の提供するアプリ「TikTok」や、「BuzzVideo」といった新興ながら勢いのあるSNS上で広告を配信できるサービスです。

TikTokは若いユーザーを中心に利用されていますが、今後提供が継続されればユーザー層が広がります。今の内に出稿してノウハウを蓄積しておけば、ターゲットユーザー層が幅広くなった際も対応しやすくなるでしょう。

またBuzzVideoのほうは家庭を持っている30代~60代の男性層が多く、TikTokより年齢の高い男性層にリーチをしたい企業にとって広告の配信先に選びやすいSNSとなっているのもポイントです。

入稿規定は次のようになっています。

動画のみ
サイズ 9:16か16:9、1:1
形式 MP4 / MOV / MPEG / 3GP
容量 500MB以下
秒数 5~60秒(推奨は9~15秒)
テキスト アプリの場合 半角で4~40文字(全角で2~20文字)
サイトの場合 半角で2~20文字(全角で6~40文字)
広告テキスト 半角で12~100 文字(全角で6~50文字)
備考 ・動画には音声が必要

・性的な露出は禁止

・サービス名、テキストなどに絵文字や記号は使えない

・改行不可

TikTokはパソコン版もありますが、元々アプリから始まったサービスです。そのためまずはスマホユーザーを念頭に置いて広告を作成するのが重要になるでしょう。

BuzzVideoではさまざまな秒数の動画が作成されていますが、TikTokの場合15秒以内で動画を作って投稿する必要があります。このため広告作成の際も15秒を意識しながら短い時間で内容が伝わるように演出の工夫を行いましょう。

TikTokではテキストよりもストーリーや役者の動きといった演出のほうがユーザーの目に移りやすいのでじっくり考えてみてください。テキストを目立たせようとしても絵文字や記号が基本的に利用できないので、難しいという注意点もあります。

ちなみに入稿規定とは関係ありませんが、TikTokとBuzzVideoではメインユーザー層が違います。そのためどちらの媒体で訴求をしたいか事前に考えた上で動画の内容を決定してみてください

TikTokAds 入稿規定

4.LINE広告の入稿規定

LINE広告は国内の月間アクティブユーザー8,000万人を超えるSNS「LINE」アプリをはじめ、「LINEマンガ」といった関連サービスにも広告配信ができる優良なサービスです。

友達確認画面の上部や「LINE NEWS」のニュース欄中、「LINE Pay」のウォレット画面の途中などに違和感のないように挿入され、自然にユーザーに対して広告を表示できるのがメリットになっています。

入稿規定は次の通りです。参考URL:https://www.linebiz.com/jp/manual/line-ads/policy_009/

画像 動画
サイズ 1,200×628または1,080×1,080 16:9または1:1
容量 5MB以内 100MB以内
タイトル 全半角で20文字以内
本文テキスト 全半角で75文字以内
備考 ・動画は5秒~120秒以内であること

・改行はできない

・広告タイトルとアカウント名が被らないようにする

・利用可能な記号は半角の「( ) – +- “ ” , . _%&: ; /? ! \$@」および「【】( )[ ]「」『』{ } <>≪≫~‐+-±×÷=≦≧≠∞ʻʼ`´。、・,._%&:;…/\?!¥$@〒♪」のみ

LINEもTikTokと同じくスマホアプリ上で一般的に利用されるサービスなので、FacebookやTwitterなどよりもスマホに対してどうアプローチするかを前提に広告を配信する必要があります。

タイトルも本文テキストも短く内容が伝わるように入稿規定内で調整してみてください。また容量も抑えてスマホのデータ容量を圧迫してしまわないように工夫しましょう。

LINEAds 入稿規定

5.まとめ

今回はSNS広告媒体の入稿規定をまとめてご紹介しました。

SNS広告ごとに規定が違うので、複数利用する場合はその分、変更となる項目が多くなります。最初に配信を行いコツをつかみながら、スムーズに入稿規定をクリアしたクリエイティブを作れるようになりましょう。

株式会社Raboでは、動画の制作や動画広告の代理運用も行っております。今回ご紹介したSNSの動画広告も作成可能です。無料で、動画制作をさせて頂くプランも用意しておりますので、詳しく知りたい方はこちらから。

Googleアプリキャンペーン(旧UAC)の入稿規定についてはこちらの記事をご覧ください。

 

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