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 大手電機メーカーの東芝が、事業ごとに会社を3つに分割し、それぞれを上場させて経営していく方針を検討していることがわかりました。

 関係者によりますと東芝は▼原子力発電などのインフラ事業▼半導体事業、▼デバイス事業など会社を3つの事業に分割し、それぞれが上場することを検討しているということです。日本の主要企業が会社を分割して上場するのは初めてのことになります。

 東芝には半導体など、短期間で開発の結果が求められる事業もある一方で、数十年後を見据えた投資を行う事業もあり、会社を分割することで株主や投資家が企業価値を適切に見極められるようになると判断したとみられます。

 東芝は12日に発表する中期経営計画に盛り込む方向で調整していますが、いわゆる「物言う株主」と言われる海外の投資ファンドが、この検討案に賛成するかは不透明な状況です。