米Qualcommは9月1日、Bluetooth用の新音声コーデック「aptX Lossless」を発表した。従来のBluetooth経由での音楽伝送では、規格的な理由で劣化が発生していたが、aptX Losslessでは、CDのサンプリングレートである44.1kHz/16bit PCM信号を可逆圧縮して伝送することができる。これにより44.1kHz/16bitまでの音源であれば、ロスレスでの伝送が可能になるとしている。このaptX Losslessは、Qualcommの「Snapdragon Sound」の新たな機能として今年後半には提供される予定(Qualcommリリース、AV Watch、TechCrunch、iPhone Mania)。
この規格では、通信状況が良ければビットレートは約1Mbpsを実現し、通信環境が悪い場合は圧縮伝送に切り替え、伝送速度を140kbpsにまで下げるという。また、ソースがロスレスオーディオの場合、自動検出が行われ、ロスレスオーディオを提供するとしている。利用には送受信側ともにこのコーデックに対応している必要がある。
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