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9日朝、大阪・西区の商店街にある建物で火事が起き、現在も消火活動が続いています。警察と消防によりますとこれまでに4棟が焼け、火元とみられる建物に住む75歳の男性と連絡がとれていないということで警察が確認を急いでいます。

9日午前6時40分ごろ、大阪・西区九条1丁目で「建物から火が出ている」と近くに住む人から通報がありました。
消防車など40台が出て消火活動を続けていますが、警察と消防によりますと、これまでに商店街にある店舗など、建物4棟、およそ400平方メートルが焼けたほか、アーケードの屋根の一部も燃えたということです。
火元とみられる建物は、1階が呉服店、2階と3階が住居や倉庫のある3階建てで、住居部分で息子と2人で暮らしていた75歳の男性と連絡がとれなくなっているということで、警察が確認を急いでいます。
現場では、一時、建物の窓から炎が激しく上がり、消防が放水活動を行っていました。
現場は阪神電車と大阪メトロの九条駅の近くにある商店街の一角です。
火事があった商店街にある店舗で働く45歳の男性は「出勤したらこの騒ぎになっていて驚きました。勤務先の店も心配ですが、被害にあった人がいないか心配です」と話していました。
火災現場の近くに住む51歳の会社員の男性は「やけにサイレンが大きく聞こえたため家から出てきました。最初は焦げ臭いにおいや、建物の上の方から炎が噴き出ていました。よく通る場所なので心配しています」と話していました。