この記事は Google Maps Platform プロダクト マネージャー Alicia Sullivan による Google Cloud Blog の記事 “Enhanced map style rolling out as default basemap in November” を元に翻訳・加筆したものです。詳しくは元記事をご覧ください。
昨年、地図全体における自然特性の描写を強化したことで、Google マップの外観が進化しました。同時に、このスタイルは Google Maps Platform で Cloud ベースのマップスタイル設定を使用するユーザーのデフォルトの地図になりました。どんな場面でも最新の Google マップによるエクスペリエンスをご利用いただけるようにするため、11 月から API バージョンと SDK バージョンに同じ地図スタイルを展開します。また 2022 年 5 月までに、サポートされているすべての環境でこの地図スタイルをデフォルトとします。
唯一の変更点は、デフォルトのベースマップの自然地形の見え方です。新しく衛星から情報取得したカラー マッピング技術により、Google マップ アプリ、ウェブサイト、そして Google Maps Platform の Cloud ベースでスタイル設定された地図で、より詳細かつ色鮮やかな表示を実現できました。
タイムライン
Maps JavaScript API や Static Maps API に Cloud ベースのマップスタイル設定をすでに使用していて、2020 年 9 月以降にスタイルを作成した場合は、新しいデフォルト地図がすでに有効になっています。
Cloud ベースのマップスタイル設定を使用していない Maps JavaScript API や Static Maps API のお客様の場合、Maps JavaScript API の通常のバージョニング チャネルを通じて新しいデフォルトの基本地図に移行されます。対象は 2021 年 11 月のウィークリー チャネルのバージョン 3.47 以降で適用されます。
Maps Embed API を使用している場合、2021 年 11 月に新しいデフォルトの基本地図が有効になります。
カスタム JSON スタイルを使用しているモバイル SDK のお客様は、Cloud Console の地図スタイル エディタで JSON スタイルのインポート用ツールを使用することで、今回の新しいデフォルト地図での表示を視覚的にプレビューできます。
2022 年 5 月には、すべての環境とすべてのバージョンの SDK で、新しいベースマップがデフォルトでご利用いただけるようになります。対象となる Maps JavaScript、Static Maps、Android SDK と iOS SDK には、デフォルトで新しいベースマップが表示されます。
フィードバックをお寄せください
問題やバグを共有するには、公開されている Issue Tracker から Issue 203429433 宛に送信してください。また、Google Maps Platform API と各 SDK でのテスト方法の概要や、新しいスタイルがそれぞれデフォルトになる時期については、以下の表をご確認ください。
Posted by 丸山 智康 (Tomoyasu Maruyama) – Developer Relations Engineer