先日Qualcommより発表されたSnapdragon 8 Gen1ですが、このたび新たな性能の詳細が明らかになりました。
新しいベンチマークは、Snapdragon 8 Gen.1と、その前身であるSnapdragon 888、およびAppleのA15 Bionicとの比較を示しています。
QualcommのSnapdragon 8 Gen 1は、Geekbenchのシングルコアテストとマルチコアテストで、それぞれ1,234と3,837のスコアを記録しました。
Geekbench 5では、Snapdragon 8 Gen1のスコアはいずれもSnapdragon 888のスコアを上回りましたが、iPhone 13シリーズに搭載されているAppleのA15 Bionicのスコアにはまだ及びません。
このスコアから、Snapdragon 8 Gen1チップセットの性能はAppleのA14 Bionicよりもまだ低く、iPhone 11シリーズに搭載されているApple A13 Bionicとはほぼ同等であることがわかりました。
Qualcommは、Snapdragon 8 Gen 1の性能がSnapdragon 888よりも20%向上すると予測していましたが、これは新しいGeekbench 5のスコアには反映されていません。
Qualcommの最新のSoCよりも少なくとも2世代前のチップを搭載しているアップルに追いつくためには、GPUグラフィックスを強化する必要があるようです。
今回のスコアは、テストした端末が市販のスマートフォンではなく、テスト用のデバイスであり、まだ確定した数値ではないため、実際の製品はもう少しスコアが高い可能性があります。
GFXBench 5のAztec Ruins offscreenテストでは、Apple iPhone 13 Pro Maxを上回るスコアを記録するなど、ゲーマーには嬉しいGPUパフォーマンスの向上が見られています。
Source : Gizmochina