政府はコロナ対策の基本的対処方針を変更し、「まん延防止等重点措置」の適用地域で飲食店について、条件付きで最大午後8時までの酒類提供を可能とする内容を盛り込みました。
基本的対処方針の変更案によりますと、「まん延防止措置」の地域では、▼感染が下降傾向にある場合には、知事の判断で感染対策の認証を受けるなどした飲食店では最長午後8時まで酒類を提供できるとしました。また、感染状況などを踏まえ、午後9時までの営業も可能としています。
このほか、ワクチン接種を踏まえた緊急事態宣言の地域などでの行動制限の緩和について、自治体との議論などを踏まえ、「具体化を進める」と明記しました。
基本的対処方針分科会 尾身茂会長
「緊急事態宣言がまだ発令している中で行動を緩めるというのはやるべきでないし、間違ったメッセージ。それはやめましょうと言った」
政府はこうした方針を、夕方の対策本部で正式に決定することにしています。