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高齢者施設介護士の男逮捕 入所者口座から850万円引き出したか

 東京・立川市の高齢者施設に勤務していた介護士の男が、入所者の男性のキャッシュカードを無断で使用し、現金およそ850万円を引き出したとして警視庁に逮捕されました。

 窃盗の疑いで逮捕されたのは介護士の松本昌伸容疑者(42)です。松本容疑者は今年8月から9月にかけ、介護を担当していた70代の男性入所者のキャッシュカードを無断で使用し、現金およそ850万円を23回に分けてATMから引き出した疑いがもたれています。

 警視庁によりますと、男性は今年9月に死亡しましたが、生前、別の職員に「数百万円の貯金がある」と話していました。しかし、施設の利用料を銀行口座から引き落とす際に、残高が不足していたため不審に思った職員が警視庁に通報したということです。松本容疑者は容疑を認めているということで、警視庁でキャッシュカードを入手したいきさつなどを調べています。