もっと詳しく

IoT InspectorとドイツのIT雑誌CHIPが共同で行ったWi-Fiルーター9機種に対するセキュリティテストの結果、226もの脆弱性が見つかったとの報告が出ている。テスト対象となったのはASUS、AVM、D-Link、Netgear、Edimax、TP-Link、Synology、Linksys製のWi-Fiルーター(IoT InspectorPC Watch)。

最も問題が指摘されたのはTP-Link製のArcher AX6000で32個の脆弱性が発見された。続いてSynology製のRT-2600acで30個の脆弱性が指摘されている。テストの時点では、すべてのデバイスで重大なセキュリティ上の脆弱性を示しており、ハッカーの生活を楽にする可能性があると指摘している。

各製品の共通の問題として、古いバージョンのLinuxカーネルやBusyBoxを使用されているケースが多かったとしている。また初期パスワードに「admin」といった強度の低いものが使われていることが多いと指摘した。対象となったメーカーに関しては、テスト結果が伝えられており修正対応する機会が与えられた。このため多くのメーカーでファームウェアパッチが適用されたようだ。しかし重要度の低いものなどに関しては、まだ完璧な対応はされていない模様。

あるAnonymous Coward 曰く、

Edimaxとかは国内のブランドも使っているので影響ありそう

すべて読む

| ITセクション

| ハードウェア

| セキュリティ

| インターネット
|
この記事をTwitterでつぶやく
この記事をFacebookで共有
この記事をGoogle Plusで共有
このエントリーをはてなブックマークに追加

関連ストーリー:

エレコム、2013年と2017年発売のルーターに脆弱性。対応予定はなく使用中止を求める
2021年07月07日

バッファロー製Wi-Fiルーターに複数の脆弱性 サポート終了機器は早急に買い替えを
2021年04月30日

NEC製ルーター「Aterm」シリーズ17機種に複数の脆弱性が報告される
2021年04月12日

Ciscoのルーターで多数の脆弱性が見つかる
2019年05月17日

家庭で使われている無線LANルータの83%に脆弱性、米NPO調査
2018年10月10日

Android PではWPSが廃止に?
2018年07月10日