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「10代以下の感染者割合、5週連続増加」 東京都モニタリング会議

 新型コロナウイルスについて東京都の感染状況を分析するモニタリング会議が開かれ、10代以下の感染者の割合が5週連続で増加していることなどが報告されました。

国立国際医療研究センター 大曲貴夫 国際感染症センター長
 「依然として第三波のピーク時を上回る極めて高い値であります。10代以下の割合が増加傾向にあります。新学期を迎えた学校生活での感染防止対策の徹底が求められる」

 専門家らによるモニタリング会議では、・都内の新規感染者に占める10代以下の割合が5週連続で増加していることや、・20代が占める割合がおよそ26%と全ての年代のなかで最多となるなど、若い世代を中心に感染が広がっている現状が報告されました。

 また、医療提供体制については、・感染者のうち入院している人の割合がきのう時点で18.3パーセントと、依然として低い水準にとどまっていること、また、・自宅療養中に死亡した人が、この1週間で9人に上るなど深刻な状況が続いていることが報告されました。専門家は「自宅などでの体調悪化を早い段階で把握し、重症化を防ぐ必要がある」と指摘しています。