エッセンモーターショー2021のハイライトとトレンドをレポート。
エッセンモーターショー2021のハイライトとトレンドをご紹介する。開催され、大きな満足感を与えてくれる、エッセンモーターショー。以下、チューニングフェアのトレンドとハイライトだ。
ハイライトは、ショーそのものだ。
第53回エッセンモーターショー(EMS)は、3Gルールに加えて、マスク着用が義務付けられていたが、プレビューデーにはすでに多くの来場者が訪れていた。
約2年ぶりに開催される数少ない自動車イベントの楽しさと相まって、良い雰囲気に包まれていた。
一部のメーカーがキャンセルしたにもかかわらず、主催者はその空いたスペースを巧みに利用していた。
その分、主役であるクルマのためのスペースを確保したのだった。
そして、傾向だけでなく、ハイライトは何だったのだろうか?
GT3用カーボンキットを高く評価されたシドニー
シドニー ホフマンは、EMSで最も親しまれている顔の一人だ。
ドルトムント出身の彼は、整えられたひげと黒のポロシャツを身にまとい、高品質なチューニングを提供する共感できるビジネスマンであることをアピールしている。
彼のブースで、シドニーは、カーボンパッケージと過去の多くのプロジェクトを参照したフォイリングを施した「992ポルシェ911 GT3」を展示していた。
マットカーボン製のボンネットやディフューザーなど、カスタムフィットのパーツは、コンプリートパッケージとして43,200ユーロ(約560万円)弱。
その代償として、スタンドを訪れた多くのトレーダーやビジターが述べているように、その品質は正しいものだ。
アイキャッチャーのJP、RS4カムバックのカエス
チューナー、JPパフォーマンスのブースでは、象徴的な「日産GT-R R35」と、カラフルなフォイルを施したトヨタスープラが展示されていた。
しかし、絶対的な存在感を放っているのは、リアエンジンの「ゴルフ2 GTI」であるサンダーバニー(Thunderbunny)と、プライオ デザイン(Prior Design)とのコラボレーションによる『グランツーリスモ』の「VWビートルGT」だった。
その数メートル先には、フィリップ ケイスがカーボンボディを採用した「アウディRS4セダン」が展示されていた。
2019年末、チューナーの1300馬力の「RS4 B5」は焼失してしまった。
それ以来、カムバックを目指して今日まで努力を重ねてきたのだった。
トヨタの「GRヤリス」は、2020年、2021年の年に絶対的なヒット商品となり、現在は残念ながら完売している。
それでも手に入れたい人のために、エッセンモーターショーには、さまざまなコンバージョンが展示、提供されていた。
また、デビューしたばかりの「アウディRS3」も、すでにチューンナップモデルが作られ、開場を訪れた人々を驚かせていた。
MTM社は612馬力、710Nmと性能向上を図ったり、H&R社ではローダウンを行ったりして顧客を魅了していた。
そして、今や、電気自動車のチューニングも増加傾向にある。
エッセンモーターショーに出品された改造テスラは、スターテック社の「テスラ モデル3」だけではない。
チューンナップメーカーの報告によれば、テスラモデルの改造需要はますます増加しているという。
エッセンモーターショー2021のハイライトとトレンド
Text: Robin Hornig
Photo: autobild.de