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1.2021 日本自動車殿堂 殿堂者(殿堂入り) 4名

豊田 英二 氏
(トヨタ自動車工業元社長、トヨタ自動車元会長、トヨタ自動車最高顧問、1913~2013)
トヨタと日本の自動車産業発展とグローバル展開の礎を築く
豊田英二(とよだ・えいじ)氏は日本の自動車産業の黎明期からトヨタ自動車の経営に携わり、純国産車の開発や生産体制を確立し経営基盤を強固なものにすると共に、世界に冠たる日本の自動車産業の発展に貢献されました。その偉業をたたえ永く伝承して参ります。

森 美樹 氏
(弁護士、1931~2019)
法律家の立場から自動車交通社会の在るべき道を説く
森美樹(もり・よしき)氏は弁護士として交通事故などの訴訟と被害者救済に精力的に取り組むとともに、モータリゼーションの進展に伴う負の側面に焦点を当て、その解決策の提言に主導的役割を果たされました。その偉業をたたえ永く伝承して参ります。

長山 泰久 氏
(大阪大学名誉教授、1932~)
生涯にわたる交通教育の体系化
長山泰久(ながやま・やすひさ)氏はわが国においてはじめて交通心理学を体系化し、独自の研究領域として確立するとともに、運転者教育をはじめとした交通教育と教育訓練の普及を先導されました。その偉業をたたえ永く伝承して参ります。

井巻 久一 氏
(マツダ元代表取締役会長兼社長兼 CEO、1942~)
マツダの業績回復とフォードからの独立を主導
井巻久一(いまき・ひさかず)氏はマツダ株式会社の代表取締役社長として業績の回復
とフォードからの独立を主導し、その後もブランド戦略を推進、技術開発の長期ビジョンの策
定を行なうとともに人材育成にも取り組まれました。その偉業をたたえ永く伝承して参ります。

2.2021 日本自動車殿堂 歴史遺産車 3車

カワサキ Z1(1972 年)/Z2(1973 年)
大排気量のスーパースポーツバイクとして開発されたカワサキ Z1は、
海外市場で高く評価され、日本仕様の Z 2 と合わせて空前の販売台数を記録、
カワサキのブランド構築の源流となる歴史的名車である。

日産 Be-1 (1987 年)
日産 Be-1 は、少量限定生産の「パイクカー」というジャンルを確立し、
さらにレトロとモダンを融合させた新たなデザイン手法を編み出し、
その後の内外の自動車デザインに大きな影響を与えた歴史的名車である。

トヨタ セルシオ/Lexus LS400 (1989 年)
トヨタ セルシオ/Lexus LS400 は、米国市場に向けてパーソナルユースの
最高峰を目指して開発され、日本の高級車の方向性を指し示すとともに、
その技術レベルの高さを世界にしらしめた歴史的名車である。

3.2021~2022 日本自動車殿堂 イヤー賞 4賞

2021~2022 日本自動車殿堂カーオブザイヤー(国産乗用車)
「日産 ノート オーラ」および開発グループ

品位あるきめ細やかな上質感を持つ先進コンパクト
高い遮音技術とプライベート音響空間の創造
第 2 世代 e-POWER による高い静粛性と走行性

2021~2022 日本自動車殿堂インポートカーオブザイヤー(輸入乗用車)
「メルセデス・ベンツ EQA」およびインポーター

プログレッシブラグジュアリーデザイン具現化 EV
先進技術で EV 衝突安全性を高度に支援
コネクテッド技術による安心・安全ライフの提供

2021~2022 日本自動車殿堂カーデザインオブザイヤー(国産・輸入乗用車)
「ホンダ ヴェゼル」およびデザイングループ

独自の M・M 思想を SUV に具現化
スタイリング最適化で優れた SUV の空力性能達成
爽快な視界を生み出すスリーク&ロングキャビン

2021~2022 日本自動車殿堂カーテクノロジーオブザイヤー(国産・輸入乗用車)
「ホンダセンシング エリート:ホンダ レジェンド」および開発グループ

渋滞運転機能による自動運転レベル3の実用化
安全性、信頼性を確保した冗長設計
高精度・多重情報を活用した優れた車両制御

Text&Photo:NPO 法人 日本自動車殿堂