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倒木の瞬間 調布で車2台下敷き、大井町線には「テント」飛来

 東京都内では、強風による被害が相次ぎました。

 風にあおられて大木が道路に倒れ込みます。9日午後1時50分ごろ、調布市にある甲州街道の下石原交差点で沿道のケヤキの木が倒れ、走行中の車2台が下敷きになりました。このうちの1台に乗っていた母親と息子の2人が首に痛みを訴えて病院に搬送されました。

 「どーんっていう大きな音がして。倒れるとは思わない、あんな大きな木が」(付近の住民)

 警視庁などが木の撤去作業を行い、甲州街道は一部区間でおよそ3時間にわたって通行止めになりました。

 また、東急大井町線の下神明駅付近では、日よけテントとその支柱が風に飛ばされて架線に接触し、大井町線はおよそ1時間半、一部区間で運転を見合わせました。東急電鉄によりますと、支柱は最長およそ3メートルで、近くのマンションから風にのって飛んできたとみられます。

 東京都心では9日午後2時10分ごろ、最大瞬間風速20.1メートルを観測するなど、各地で強風が相次いでいました。