お疲れ様です。
筋肉痛と虫刺されで体じゅうが火照っている岩城です。
4日は夕方から神社で飲み会。
5日と6日は朝9時から夜8時半まで飲み続けながら町内巡行。
それから天狗さんの火くぐりの警備。
もちろん3日間とも朝方まで飲み屋で飲み会。
そうです。美国神社例大祭です。
ass実行委員で参加したのは、私と福田さん、それと宮田さん
のお父さんです。
天狗さんの火くぐりと神輿の火渡りは有名ですので
今回は、ちょっと視点を変えて紹介を。
美国神社例大祭の町内巡行のおもしろさ(失礼!)は、
書くとキリがないので、鳴り物のお話を。
楽人(がくじん)って知っているでしょうか。
私は2年前に巡行に参加して初めて知りました。
こういう言い方は間違いかも知れませんが、
笛や太鼓を担当する人です。
美国神社の場合、笛は録音した音源を車載PAで鳴らしますので
太鼓をたたく人となります。
その方は木下さん、81歳です。
太鼓はリヤカーに乗っていますので
リヤカーを引く人もいます。
朝から12時間も歩き続け、
夜、天狗さんが火をくぐります。
当然、演出上(これも失礼、伝統上)、太鼓が盛り上げます。
天狗さんが火をくぐった(渡った)後に続き、
81歳の木下さんも火をくぐります。
火はカンナクズを燃やすので3m以上燃え上がります。
足場はグツグツと火が燃えたぎっています。
そう、バーベキューでの絶好調の炭のようにグツグツと。
木下さんの太鼓をリヤカーに乗せ、
リヤカーを引いて火をくぐる人、
それが、assのスーパーバイザー、いや、スペシャルサンクス、
篠原昭義さん、67歳です。
木下さんと篠原さん、
失礼ながら2人の平均年齢は74歳です。
何が言いたいか。
世界中を探しても平均年齢74歳のコンビで
火の中を走りぬける御仁がいるでしょうか。
もちろん、年輪ピックにだってそんな競技はありません。
私は心から敬意を表します。
木下さんと篠原さん、
あなた方は世界中の高齢者を元気づける英雄です。
神です。
1日目、篠原さん炎上。
篠原さんが身に着けている裃(かみしも)の袴(はかま)が
半分、燃えました。
でも篠原さん、その後、飲んでいました。
そして次の日も元気に火をくぐりました。
しかし篠原さん、2日目も炎上。
バケツに水を入れ用意していたのが良かった。
なんせ、1日目の炎上時、叩けば叩くほど風が起きて
袴の火が燃え広がるのだから。
2次災害で私を含む2名が手のひらを火傷。
なぜか篠原さん、無傷。
やはり神だ。
火を見ると性格が変わる人がいる。
性格が変わるんじゃない。
潜在していた凶暴性が覚醒するのだと私は思う。
警備中の私の首を突然つかみ上げ投げ飛ばした警備係がいた。
何事かと振り返ると知人だった。
目が吊り上り、表情が豹変していた。
燃え盛る火を見て奇声を発している女性もいた。
みなさん、火のあるところでは充分気をつけて下さい。
くたくたの私は7日の帰路、何気なく新聞の後志版を読んでいると
7日・8日は余市ソーラン祭り、
8日は仁木さくらんぼフェスティバルがあることに気付く。
この二つの祭りの集客の凄さを私は知っている。
そういえば、去年は間に合わなかった。
出来立てのassのポスターとチラシを持って
余市と仁木の各所にお願いして回りました。
美国神社は豊漁や豊作、商売繁盛の神様だ。
きっと集客の神様でもあるはずだ。