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競泳の大学日本一を決める日本学生選手権は3日目、東京オリンピック代表の池江璃花子選手が女子100メートルバタフライに出場し、2位に入りました。一方、女子200メートル自由形では、東京大会代表で東洋大学4年の白井璃緒選手が4連覇を果たしました。

東京 江東区の東京辰巳国際水泳場で行われている日本学生選手権は9日、大会3日目の競技が行われました。

このうち女子100メートルバタフライには東京オリンピック代表で日本大学3年の池江選手が出場しました。

3年前には世界1位のタイムをマークするなど、この種目に強いこだわりを持つ池江選手は予選を全体1位で通過しました。

決勝のレースではまだ筋力が十分に戻りきっておらず、課題としてきたスタート直後の泳ぎで横並びの展開となりましたが、持ち味の伸びやかな泳ぎで抜け出し1番手で折り返しました。

しかしフィニッシュ間際で隣のレーンの選手にかわされ、わずか0秒01差で2位となりました。

タイムは58秒63でした。

池江選手は女子50メートル自由形に続く個人種目での2冠達成はなりませんでした。

また女子200メートル自由形には東京オリンピック代表で東洋大学4年の白井璃緒選手が出場し、スタートから一度も先頭を譲らない力強い泳ぎを見せて2位に体半分リードして泳ぎきり、1分59秒94のタイムで大会4連覇を果たしました。

チームの主将でもある白井選手は「ことしはいいレースが1つもできていなかったが、この種目にリレーでオリンピックに出場したという意地を見せられたと思う」と話していました。