NVIDIAからGeForce RTX 4000シリーズとしてリリースされる予定のAda Lovelace GPUですが、最新のリーク情報より現行のGeForce RTX 3000シリーズのAmpereアーキテクチャーからパフォーマンスが2倍になる一方で、消費電力も2倍程度になる模様です。
TDPが500W程度になると言われているRTX 4000シリーズ
GeForce RTX 4000シリーズについては、2022年10月発売を目標に開発が進められているようですが、過去に出現した様々なリークではTDPなどの消費電力が現行のGeForce RTX 3000シリーズに比べて大きく増える見通しとなっています。例えば、最上位モデルになると見られているAD102 GPUではTDPは450~500Wに及ぶとkopite7kimi氏やGreymon55氏からは言われています。
そんな、中でGreymon55氏がGeForce RTX 4000シリーズのTDPについて新たな情報を示唆する内容のツイートが行われています。
Double performance, double power consumption, can you accept it?
— Greymon55 (@greymon55) November 5, 2021
2倍の性能だが、2倍の消費電力。RTX 3090のTDPは350W、2倍は700W・・・
Greymon55氏によると、『2倍の性能、2倍の消費電力をあなたは受け入れられますか?』と言う内容のツイートを行っています。このツイートについてRTX 4000シリーズ最上位モデルである『AD102』について語っていると返信を行っています。
このAD102については2020年末にCUDAコアが18432基と現行最上位モデルであるGeForce RTX 3090の10496基を大きく超える数のCUDAコアが搭載される予定となっています。
RTX 4000 シリーズの情報出現。ADA LOVELACEは18432コア搭載
また、動作クロックについても2.2GHzとRTX 3090の最大1.7GHzを大きく超える事となっています。この動作クロック向上に追加でTSMC 5nmプロセスと新規アーキテクチャーの採用によって性能は現行の2倍に伸びると見込まれています。
しかし、代償として非常に高い消費電力が必要となる事となるようです。
GeForce RTX 3090では350WがTDPとなっています。また、2022年1月に登場が予定されているパワーアップ版であるRTX 3090 Tiでは10752基のCUDAコアが搭載されますが、TDPについては450W程度に増加すると見られています。この流れでRTX 4000シリーズの最上位モデルでは現行のRTX 3090の350Wの2倍の消費電力、つまり700W近い電力を要求する事となるとGreymon55氏は示唆しています。
最近出現したPCI Express Gen 5.0タイプの電源コネクターでは『12VHPWR』は最大600W、『12VHPWR H+』と呼ばれる上位規格では600W以上の電力供給が可能になると見られていますが、既に700W近い消費電力であればこの『12VHPWR』を2本用意しなければならない可能性があります。
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