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 岸田文雄内閣が発足直後から北朝鮮による拉致問題の解決に向けた意欲を強調している。首相は就任した4日の記者会見で、拉致問題を「最重要課題」と位置づけ、翌日には被害者家族に電話で決意を伝えた。だが、若手議員のころから拉致問題に取り組んだ安倍晋三元首相や菅義偉(すが・よしひで)前首相と比べると接点は少なく、拉致被害者の家族らは不安を漏らしている。具体的な成果を出すためいかなる道筋を描くのかが試される。