「アイビーの花言葉」を知っていますか。アイビーは、結婚式の飾りやブーケでも用いられる植物で、絆や恒久的な愛、結婚などの意味を持ちますが、実は、それだけではなく、怖い意味に解釈されることもあるのです。ここでは、「アイビーの花言葉」や贈る時、育てる時のポイントについて紹介していきます。
【目次】
・アイビーってどんな花?
・アイビーの花言葉
・アイビーの花言葉の由来
・ちょっと怖いアイビーの花言葉
・ギフト選びのポイント
・育てるときにおすすめの置き場所は?
・最後に
アイビーってどんな花?
皆さんは、アイビーというお花をご存じですか? 日本では、約100種類ものアイビーが栽培されているため、見たことのある方も多いのではないでしょうか。
アイビーは、ウコギ科・ヘデラ属のつる性常緑低木です。日本では、鉢に植えて栽培したり、盆栽として親しまれてきた植物になります。
地面や壁を這うようにしてあっという間に伸び、その成長のスピードや生命力に驚くことでしょう。丈夫な植物なので、園芸を初めてする方や、初心者の方におすすめです。また、耐寒性が高く、直射日光の当たらない場所でも育つため、室内でも栽培することができます。
アイビーは一年を通して見ることの出来る植物ですが、花は9月から12月ごろに咲きます。黄緑色で、小さく目立たないのが特徴です。
アイビーの花言葉
アイビーの英語で「English ivy」や「Common ivy」、「Ivy」と呼ばれています。「Common」の意味から何となく推測出来そうですが、英語での花言葉は「friendship(友情)」、「fidelity(忠実、貞節)、「marriage(結婚)」、「wedded love(夫婦愛)」です。
派手な花ではなく、可憐でささやかな花を咲かせるところや、常に葉がのびのびと育つところなどからも、激しい恋というより、しっかりと心が結ばれている夫婦の愛や絆を想像させる花言葉が多いですね。
一方、日本の花言葉はどうでしょうか。日本では、「誠実」、「友情」、「結婚」、「永遠の愛」、「不滅」などがアイビーの花言葉として知られています。西洋と日本で意味が共通しているものが多いことが分かります。
ちなみに、1月27日の誕生花がアイビーです。
アイビーの花言葉の由来
アイビーは、丈夫でよく育ち、つるを伸ばして成長することから、人と人の繋がりや絆が途切れないようにという願いが込められるようになりました。ヨーロッパでは、常に緑色の葉を持ち、枯れることが無いことから、永続的な愛を表すシンボルとされているのです。
また、ギリシャ神話に登場する結婚を司る女神にもあしらわれていたことから、結婚と関係する植物としても愛されてきました。
現在でも、結婚式の飾りやブーケに使用されているのです。
ちょっと怖いアイビーの花言葉
花言葉や、由来を見てみると、絆や恒久的な愛、結婚などの意味を持つアイビーですが、実は、それだけではないのです。怖い意味に解釈されることも…。
死んでも離れない
アイビーの持つ花言葉の中には、「死んでも離れない」というものがあるのです。アイビーの持つ特徴として、丈夫であることを述べました。そこから、説明したような良い意味でのつながりの強さを表す花言葉が生まれました。
しかし、アイビーは、一度壁などの対象に絡みつくと、根がしっかりと張り付くため、簡単に取り除けなくなってしまうことから「死んでも離れない」という思いの強さや、強固な執着を表す花言葉がつくようになったのです。
こういった度の過ぎた愛は、いわゆる「メンヘラ」として捉えられることもあるかもしれませんが、ひとりの人を愛し続けるという点で、ある意味では「誠実」ですし、「永遠の愛」ということも出来ます。
ギフト選びのポイント
アイビーの花言葉の由来で説明した通り、結婚式の飾りやブーケでも用いられる植物です。ですので、結婚式や恋愛に関するお祝い事の際にギフトとして送ってみてはいかがでしょうか。
鉢で送ると成長スピードも速く壁や対象物に根を張ってしまうため、ブーケとしてプレゼントすることをおすすめします。ブーケであれば、絡みつくのを防ぐことが出来ますし、「死んでも離れない」という怖い意味での花言葉で意味を勘違いされることもありません。
また、アイビーには数多くの品種が存在しますが、その中でも「ヘデラ白雪姫」と呼ばれる品種があります。「白雪姫」という名前が付けられているように、普通のアイビーよりも葉が白い品種になります。白くてふんわりとしたイメージのある「ヘデラ白雪姫」は、他の花を引き立てつつも、華やかな雰囲気に仕立ててくれるのでおすすめです。
育てるときにおすすめの置き場所は?
アイビーは丈夫な植物で、日陰でも成長することが出来るため、あまり場所を気にせずに育てることが出来ます。
アイビーは、つるが下に向かって伸びるため、吊るして育てたり飾ったりするのもおすすめです。ハンギングポットや、ハンギングプランターという鉢にフックのついたポットやプランターを使うことで、室内で育てながらおしゃれな空間を作り出すことが出来ます!
今は、通販サイトで簡単におしゃれなハンギングポットを購入することが出来るので、ぜひお気に入りの鉢を探してみてください。
風水でもおすすめ
アイビーは、風水でも注目されている植物。邪気を吸収し、良い気を招くとされています。加えて、下につるを伸ばす植物は、恋愛運がアップするとも言われているため、部屋に置く植物として、非常に人気があります。
家の中でも、特に邪気が溜まりやすい場所であるトイレや玄関にアイビーを置くのがおすすめです。更に、邪気を吸収しながら、良い気を取り入れたいときはリビングに置くのも良いとされています。
ハンギングポットで育てるのもおすすめですが、リースや一輪挿しにしても映えるのが、アイビーのおすすめポイント。
アイビーのつるは、しなやかで形をつくりやすいため、リースにするのにぴったりなのです。
一輪挿しにしても鮮やかな緑が活かされ、シンプルでスタイリッシュな雰囲気にしてくれます。つるが伸びすぎてしまった場合には、水耕栽培で育てることも出来るので、いろんな楽しみ方をすることが出来るのも嬉しいですね。
最後に
育てやすく、園芸初心者さんでも挑戦しやすいアイビー。お庭で育てても室内で育てても、周りを華やかな雰囲気にしてくれるのでおすすすめです。たくさんの品種があるため、お気に入りのアイビーを見つけてみてくださいね。
TOP画像/(c)Shutterstock.com