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 12月5日は私の誕生日であった。
 娘が私の誕生日を覚えているかどうか、少し気にかけながら、その日は午前7時ごろに市の公園の仕事に出かけて行った。
 12時半に仕事を終えて、家に帰ってくると誰もいない。キッチンテーブルの上に女房の字で、娘と食事に行ってくるからと書かれた紙が置かれている。どうも娘は私の…