イラク首相暗殺未遂事件については、当初から親イラン民兵等の仕業ではないかとの疑惑が強いと書いておきましたが、その後の動きは、どうやら容疑者がその方向に絞られてきた感じがします
また記事が正確であれば、イランは核協議再開を前にして、事態鎮静化に動き出したように見えます。
アラビア語メディアから
・イランで革命防衛隊の対外交策を担当しているコドス部隊のカアーニ司令官は8日バグダッドに到着し、早速大統領、首相等イラク要人と会談した。
同司令官は暗殺未遂で緊張した情勢の鎮静化を図る使命を帯びている模様で、彼は親イラン民兵が大敗し、今回の騒動の源となった総選挙の結果の受け入れを民兵等に説得すると見られている
・イラク治安当局及び親イラン派民兵によると、今回の暗殺未遂はイラクヒズボッラーとアサーイブ・アハル・アルハックの2つの組織がそろって実行したとのことだが、ソースによっては、ヒズボッラーが関与したことは事実だが、もう一つの組織の関与は不明としている
・米中央軍司令官は8日、今回の事件は親イラン系民兵のしわざであるとかたった
・ロシアの専門家は、今回使われたドローンとか爆発物は、これまで米軍の駐留するイラク軍基地を攻撃したイラン製のものと同じものと思われると語った
مسؤولون عراقيون: جماعة مدعومة إيرانياً حاولت اغتيال الكاظمي… ومجلس الأمن يدين الهجوم | القدس العربي (alquds.co.uk)