東京オリンピック・パラリンピックで使われた表彰台がメダリストを輩出した全国の学校などに寄贈されることになりました。
東京大会では使い捨てのプラスチックなどをリサイクルしておよそ100個の表彰台が作られ各競技会場のメダルセレモニーで使われました。
この表彰台について組織委員会は、8日開かれたIOC=国際オリンピック委員会の理事会で、メダリストを輩出した全国の小中学校や競技会場のある自治体などに寄贈すると報告しました。
表彰台は、金メダリストが立つ中央の部分が2段に分解でき、銀メダリストと銅メダリストが立つ部分もそれぞれ分けることができます。
そこで表彰台を4つに分解したうえでメダリストが実際に立った台をその選手の出身校に贈ることも含めて学校や自治体などおよそ300か所を対象に希望を聞いているいうことです。
組織委員会は「廃棄されたプラスチックを再利用して作られた表彰台は持続可能性を示す代表的なもので、引き取ってもらえれば、レガシーとして残るのではないか」と話しています。