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 青山学院大・原晋監督の眼に、うさぎのように軽快に跳ねる少年の姿が飛び込んだのは、少年が中京大中京高2年の夏だった。長野県菅平のクロスカントリー・コース。社会人から大学生、中学生までが走るそのコースを、青学大も合宿で利用していた。学生を見る中で、原の目に留まったのが体重37キロ、華奢な身体で手足を思いきり動かして跳ぶランナーだった。