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あなたの職場にもいませんか? 「仕事ができない人」。または自分に自覚があり嫌気がさしている… と思っている人もいるかもしれませんね。今回は仕事ができないと言われる人の特徴についてまとめてみました。職場に仕事ができない人がいる場合の対処法や、自分が仕事をできるようになるための改善方法についても解説します。

【目次】
・「仕事ができない人」に共通する特徴とは?
・仕事ができない人が職場にいる場合の対処法
・仕事ができない自分が嫌! 改善方法はある?

「仕事ができない人」に共通する特徴とは?

人の話を聞かない

人の話を聞かない

「勝手にランキング」が全国の現在働いている男女約10,000人に、仕事ができない人の特徴を聞いたところ、「人の話を聞かない」という回答が多く集まりました。

・「記憶力良いので! とか言う子に限って、翌日に同じ質問をしてくる」

・「メモをとらないから、自分のやるべきことをいつまでも覚えられず、毎日同じ作業ばかりしている子が多くて、こちらとしても時間だけがとられて辛い」

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意思決定を放棄している

意思決定を放棄している
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心理学と統計学を組み合わせた性格診断「ディグラム診断」を考案した木原誠太郎先生によると、仕事ができない人は意思決定を放棄・後回しにしがちだと言います。

「例えば、『本当は紅茶が飲みたかったけど、みんながコーヒーを頼んでいるからコーヒーにしよう』くらいの決定だったら、意思決定を放棄しても問題ありません。しかし、これと同じような感覚で『仕事でAかBどちらかに決めないといけない』という場合に、なんとなくほかの人の意見に乗っかったり、他社に判断を委ねたりするのは良くない行動です。

また、仕事やプライベートで『やりたいことがやれない』と言っている方の多くも、自分で意思決定をができていない可能性が高いことも特徴のひとつ」(木原先生)

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理解力が足りていない

理解力が足りていない
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言われたことを理解できない人は、同じミスを何度も繰り返しがち。伝える側と受け手側の能力の差や、仕事量の多さにキャパオーバーを起こしている可能性も。

「前にも教えたのにまた同じ失敗をする後輩女子。それ、何回間違えば気が済むの? いい加減キレてもいいですか!?」(32才女性・保険会社)

自分の考えで仕事を進める

自分の考えて仕事を進める
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自分で考えて仕事を進めていくことはとても大事なこと。

しかし、自分の能力に根拠のない自信がある人が自己流のやり方や考え方に固執してしまうと、ミスをしても〝運が悪かった〟など自分以外に問題があると考え、自分のやり方に問題意識を持ちません。

「以前は仕事がデキるという印象だったのに、久しぶりに一緒に仕事をすることになった彼女がダメダメな感じに。原因は、きちんと話を聞かずに仕事を進めるから。〝あぁ、なるほどね〟と、どんどん一方的に進めて、そうじゃない! と言っても聞かないから軌道修正が大変」(39才女性)

失敗を次に活かさない

失敗を次に活かさない
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誰しも失敗はあることですが、仕事ができないと言われる人は、失敗してもどこか他人事。失敗を引きずらず、立ち直りが早いことはいいことですが、反省せず次に活かそうともしないのは問題です。

「よくミスをする同僚は、上司からミスを注意されると〝すみません〟と謝るものの、あきらかにふてくされて、その後機嫌が悪くなるんです。反省する様子もなく、結局また同じようなミスを繰り返す。指摘する上司も気を遣いながら注意してるのに、いい加減にミスの原因を分かって欲しいです」(33才女性)

そもそも仕事に対する情熱が低い

そもそも仕事に対する情熱が低い人は、注意力や集中力、緊張感がないため、仕事への丁寧さや慎重さに欠けがち。

自分に対して正当な評価が得られていないと感じやる気を失ってしまったり、労働環境や人間環境が良くないがためモチベーションが上がらなかったりする人も中にはいるようです。

仕事でミスが多い人の特徴と対策とは? ミスから立ち直る方法も紹介!

仕事ができない人が職場にいる場合の対処法

相手の得意なところを見つけて仕事を進める

相手の得意なところを見つけて仕事を進める
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木原先生によれば、変進力(変化に適応して進化していく力)が高い人は、上司や同僚に対し、「この人は能力が低い」といった観点では人を見ないと言います。

「『この人は○○が得意で、■■が不得意だから、私が■■をやろう』のように相手の得意なところを見つけて、仕事を進めたり、一緒に仕事して寄り添ったりします。そのうえ、相手に対してリスペクトがあり、不満を言うより行動や改善を考えるのです」(木原先生)

上司や同僚の能力が低いと感じたら、まず自分の変進力が低いのかも? と疑ってみると良いそうです。

もうイライラしない!!【仕事ができない人】との付き合い方

「まだ育っていない」と捉える

「まだ育っていない」と捉える
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幼児教室ひまわり主任講師 藤井小百合さんによると、仕事ができない部下に対し、減点法ではなく加点法にし、「○○ができない」と見るのではなく「○○がまだ育っていない」と見るようにすると良いと言います。

「社会人といえどもそれまで育ってきた環境や経験値は人それぞれです。これから一緒に仕事を頑張っていくのであれば、上司は部下をきちんと育てていく必要があります。お母さんがいつもイライラして怒っていると子どもも楽しくないですよね。それと同じで、上司がイライラしていると仕事は楽しくないと思います。

『仕事ができない』ではなく『まだ育ってない』と捉えれば『では、ここをどうやって育ててあげれば良いか?』という視点になり、自然と部下ともコミュニケーションを取れるようになり部下も立派に育っていきます」(藤井さん)

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部下の「考え方」を正してあげる

部下の「考え方」を正してあげる
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製造業で働く30歳女性が、なかなか成長しない部下に苦戦していたときこんな言葉を上司からもらったそう。

「その子が“やったこと”ではなくて、“考え方”を正してごらん」

「熱心に指導しているはずなのに、なかなか部下が育たなくて困っていたとき。お世話になっている上司に愚痴をこぼすと、こうアドバイスをくれました。『一つひとつの結果について指摘するのではなくて、どう考えてこの結果に至ったかを聞いて、そこを正してあげることが重要だよ』と。

さっそく実践してみると、ミスの頻度は着実に減少! 人に指導する際はもちろん、自分を振り返る際も、根本的なところに目を向けなければと勉強になりました」(公務員・35歳)

結果ではなく、仕事の過程でどこに問題があるのかをアドバイスできれば、仕事のできも大きく変わるかもしれませんね。

お仕事格言|なかなか成長しない部下に苦戦していたときに、上司がくれたひとこと(製造業・30歳)

指示を具体的に出す

指示を具体的に出す
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例えば「備品チェックして、足りないものは適当に発注しておいて」という言葉。人によってはこの「適当」がわからず困ってしまうことも。

「けっこう」「そこそこ」「かなり」「ガッツリ」といった曖昧な表現をしていませんか? 一般的に考えればわかることだとしても、正確な指示がないがためどれが正解かわからずミスを連発してしまっているのかもしれません。

「ボールペンは在庫が5本になったら発注。オフィスに常時15本ある状態を維持する」

というように仕事を定義してあげることが大切です。

理系男子の部下を動かすうまい指示方法がある|理系男子のトリセツ

相手が本当に理解できているのか確認する

相手が本当に理解できているのか確認する
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育成・コミュニケーションの専門家、桑野麻衣さんによると、後輩というのは仕事のやり方を先輩に教えてもらった手前、「わかりません」とはなかなか言えないそう。

他にも仕事ができないと思われたくないという気持ちから、質問したくてもできないというケースもあるのだとか。

後々になって内容を理解していなかった、といったことを防ぐため、説明した後はこう対処しましょう。

「今言ったことを自分の言葉で説明してみて」

「『今の説明で重要なポイントは?』などと確認をとることで、後輩の理解度を図りましょう。先輩のほうから『あなたの意見を知りたい』など折に触れて言っておくことで、相談することのハードルを下げておくことも大切です」(桑野さん)

後輩へ説明したものの「ホントに分かってる?」と不安になる人、必見です!

仕事ができない自分が嫌! 改善方法はある?

小さな意思決定を積み重ねる

小さな意思決定を積み重ねる
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仕事ができない人は意思決定を放棄・後回しにしがちだという特徴がありますが、木原先生によると、これを改善するためにまず、「小さなことを自分で意思決定してそれを積み重ねる」ことが大切だそう。

「例えば、今日のランチをパスタにするか、ハンバーグにするか、それくらい小さなことからで構いません。自分で意思決定をする癖をつけることで、判断や決断が速くなります。今日から取り組めることですので、ぜひ今日のランチやディナーからはじめてみてください。

また、自分で意思決定をしている、という人は『蝶のように舞い蜂のように刺す』ことをイメージして仕事をしてみることをおすすめします。これは『やりすぎ』を防止するため。仕事ができる人は、主張するときはしますが、引くときは引きます。引き際を知っているのですね。グイグイ行きすぎると主張が強くなりすぎるので、蝶のように舞う時間も意識してみてください」(木原先生)

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優先順位をつけて取り組む

優先順位をつけて取り組む
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仕事ができるようになるために、自分がやるべきことに優先順位をつけて取り組むことも大切です。

働いていると日々さまざまな仕事が舞い込んできます。トラブルが発生してしまうこともありますよね。それでも仕事には必ず期日があります。仕事が発生した順から対応していては、締め切りに間に合わずクライアントやチームに迷惑をかけてしまう可能性が。

まずひとつの業務に対し、適切な優先順位をつけましょう。大勢で行う打合せなどは、調整に時間を要するので早めに取り組み、空いた時間を一人で行う作業に充てる、というようにすると効率よく進めることができます。

身の回りを整理する

身の回りを整理する
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机の上がモノや資料でごちゃごちゃになっていたら、まずそれらをあるべき場所に戻し、スッキリとさせましょう。

机の上は頭の中だと言われます。机の上がきれいに整頓されていれば、余計なことに邪魔されず思考が整い、作業効率も上がるはずです。

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