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 【北京共同】中国当局は8日、中国で出前サービスなどを手掛ける大手「美団」に対し、独占禁止法に違反したとして罰金約34億4200万元(約600億円)を科す決定を出した。習近平指導部はインターネット通販などへの取り締まりを強化しており、今年4月から調査していた。

 美団は料理宅配サービス「ウーバーイーツ」のような存在で、中国で広く利用されている。国家市場監督管理総局の発表によると、出店業者に他サイトでの営業を許さない「二者択一」と称される行為が問題視された。

 同局は、美団が2018年から「市場での支配的地位を乱用してきた」と認定した。