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先ほどはイランを巡るきな臭い話を紹介しましたが、今度は少し恐ろしい話を・・・・

al sharq al awsat net はイランエアのCEOが8日、イランの民間航空は部品不足(特にエンジンの)のため、飛行できない航空機を多数抱えていて、その数は170機に上ると語ったと報じています。
記事は、これは米の制裁のため外貨不足が原因だが、2015年の核合意で、制裁が解除され、イランはエアバス100機、ボーイング80機、ATR機40機を購入したが、そのうち11機を入手しただけで、また2018年にはトランプが核合意から離脱し、制裁が再導入されたとしています。

عدم توافر قطع غيار يُقعد أكثر من نصف الطائرات المدنية الإيرانية | الشرق الأوسط (aawsat.com)
恐らく制裁の所為で、イラン経済は各所で大きな困難に直面していて前の大統領は勿論、現在の強硬派と言われるライ―シ大統領も制裁の解除につながる核協議の合意を強く望んでいることが、言葉の端端に窺われますが、「手持ちの悪いカードでも、それなりのゲームをしようとしている」のは流石老獪なイラン外交というべきでしょうか