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 かつて全共闘世代が語ることの多かったこの時代を1960年生まれで8歳だった著者が新聞・雑誌や各種資料を駆使し振り返る。当時をポップカルチャーの勃興期と捉え、大衆の支持した、映画なら「黒部の太陽」、漫画なら梶原一騎、歌ならザ・タイガースを前面に出す。私も1958年生まれで中川とほぼ同世代なのでその視点にシンパシーを感じる。